切手を使ってクレジットカード現金化をすることができます。
以前は、郵便局での切手やハガキの購入にはクレジットカードや電子マネーは使えませんでしたが、2020年から郵便局の窓口でもクレジットカードや電子マネーで切手を購入できるようになっています。
それに伴って切手を使った現金化もしやすくなりました。
この記事では
- 切手を使ったクレジットカード現金化の方法
- 切手の換金率
- 高換金率で切手を現金化するポイント
- 切手を使った現金化の注意点
などを解説します。
切手を使ったクレジットカード現金化の方法
切手を使ってクレジットカードや電子マネーを現金化する手順は、
- 郵便局で切手を購入する
- 金券ショップで換金する
とするのが最も簡単で効率的です。
クレジットカードのみならず、VISAなどブランドマークのあるデビットカード、プリペイドカードや以下のような電子マネーとスマホ決済を使うことができます。
小さい郵便局など、まだ全キャッシュレス決済に対応していない所もあるので、クレジットカードで切手を購入したいなら、キャッシュレス決済対応の郵便局窓口を事前に確認しておきましょう。
https://www.post.japanpost.jp/life/cashless/index.html
ちなみに、切手以外にも以下の商品が郵便局でキャッシュレス決済で購入できます。
郵便窓口においてお取り扱いする次の商品・サービスについては、クレジットカード・電子マネー・スマホ決済でお支払いいただけます。
- 郵便料金または荷物(ゆうパック、ゆうメールなど)運賃
- 切手※、はがき、レターパックなどの販売品
- カタログ、店頭商品などの物販商品
- 印紙
- 宝くじ
- 代金引換郵便物等の引換金
- 税付郵便物の関税
- 地方公共団体事務(各種証明書等の交付、バス回数券の販売などの受託事務)
※切手販売は、1回の取引において10万円が上限額です。
※ただし、次の商品・サービスには、ご利用いただけませんので、ご注意ください。
切手は1回の取引において10万円までと制限がありますから、切手を使った現金化は10万円まで可能ということです。
切手の換金方法と換金率
切手を換金する方法は3通りあります。
- 金券ショップで換金する
- 買取サイトで換金する
- ヤフオクに出品する
金券ショップで切手を換金する
すぐに思いつくのは金券ショップです。
金券ショップは全国各地にありますから、自分が通いやすい金券ショップに持ち込めば、その場ですぐに換金でき、現金が受け取れます。
換金率はお店にもよりますが、切手であれば、地域差などはなくだいたいどこのお店でも同じくらいの買取相場になります。
金券ショップだと、80%〜85%程度の換金率になります。
以前は、切手は90%以上の安定的な高換金率商品でしたが、最近は切手を売る人が増えて在庫が増えているのか買取価格もやや下がっています。
できるだけ高く買い取ってもらいたいなら、金券ショップに出向いて換金率を比較してみるといいかもしれません。
買取サイトで切手を換金する
買取サイトなら家にいながらネットで換金率を確認し買取の申込みができます。
買取サイトだと店頭よりも高い換金率を提示していることがありますが、発送や振込みの手数料がかかり、結果的には同じくらいの換金率になります。
また、買取サイトでは、取引前の本人確認(書留)や買取商品を発送、業者の査定などの手順があるので、入金までは早くても数日の時間がかかります。
ヤフオクに出品して切手を換金する
切手は、ヤフオクで売却して換金することもできます。
ヤフオクには、たくさんの切手が出品されていますが、落札価格は定価の90%以上になる場合もあります。
110円×100枚綴シートの落札相場は、92%〜96%ほどです。
ただし、ヤフオクは落札時にシステム手数料が8.8%〜10%が掛かるので、落札価格からマイナス10%を見込むと、実質的な換金率は80%前後となります。
自分で最低価格が設定できるため安売りにならずに済みますが、タイミングによっては落札まで時間がかかる他、発送する手間もかかります。
すぐに落札されるとは限りませんから、時間に余裕があるときなど気長に待てる場合に利用するのが良いでしょう。
ヤフオクでの切手の換金は、出品・配送の手間や、落札時のシステム手数料がデメリットです。
金券ショップ (切手バラ) |
金券ショップ (切手シート) |
買取サイト (切手バラ) |
買取サイト (切手シート) |
ヤフオク (切手シート110円×100枚) |
|
---|---|---|---|---|---|
換金率 | 40%〜80% | 80%〜93% | 40%〜50% | 80%〜93% | 92%〜96% |
切手の額面はいくらのものを買えばいいか?
切手の額面によって換金率は異なりますが、110円や85円など需要が多いもの、500円以上の高額切手は換金率が高めです。
また、切手はバラよりもシート(100枚綴り)の方が断然高く買ってもらえます。
汚れや破れ、1枚でも欠けると換金率は下がりますから換金するまでキレイに保管しておきましょう。
バラとシートでは換金率が大きく違ってきますから、切手を現金化目的で購入する場合、必ずシートで購入するようにしましょう。
切手の返品を使って現金化できるか
郵便局の窓口で切手をクレジットカード購入し、あとで返品すれば現金で返金してもらえるでしょうか。
残念ながらこの方法を使えません。
郵便局のホームページには以下のように記載されています。
A.現金での返金は行っておりません。
ただし、料額印面(はがきの料金を表す部分)が汚れたり、破れたりしていないものであれば所定の手数料にて交換させていただきます。
購入した切手は返品することができません。
クレジットカードで購入したものでも現金で購入したものでも返品はできないのです。
ちなみに、汚れなど使用不可となったものは所定の手数料(1枚5円)を支払って新しい物と交換してもらえます。
また、不要な切手はハガキやレターパックなどと交換することはできます。
郵便局以外で切手をクレジットカード購入できるところ
切手の販売は、郵便局の他、コンビニや、書店、文房具店、またクリーニング店などでも取り扱っている場合があります。
これらの店舗では、原則的に、切手の購入は現金払いのみとなります。
ただし、例外的に一部のコンビニでは、クレジットカードや電子マネーで切手の購入が可能です。
クレジットカード、電子マネーで切手を購入できるコンビニは、
- ファミリーマート(ファミマTカード → ファミペイ)
- セブンイレブン(セブンカード・プラス → nanaco)
- ミニストップ(イオンカード→WAON)
の3つです。
これらのコンビニは、特定のクレジットカードから電子マネーへチャージすることで、切手をクレジットカードで購入することができます。
使えるのは、自社発行のクレジットカードと決済アプリ限定なので、利用者を囲い込むための優遇措置の一貫と考えられます。
コンビニなので、夜間でも購入できる点はメリットの一つといえます。
また、これらのお店では、切手はほぼバラの状態で販売している場合がほとんどです。
そのため、郵便局でシートで切手を買う場合に比べると買取率がグンと下がってしまいます。
一応、前もって切手シートを購入したい旨、コンビニに伝えておけば、それを仕入れてくれる場合もあるようですが、特段の理由がない限り、やはり郵便局を使った方が確実でしょう。
切手の現金化の上限はいくら?
切手を使っていくらまで現金化することができるのでしょうか。
まず、クレジットカードで切手を購入しますが、郵便局での購入の上限はありません。
クレジットカードならショッピング枠の範囲内で購入できます。
ショッピング枠の上限が70万円であれば、70万円分の切手が購入できますが、他でもショッピングに使っているのであれば残りの残高分が購入可能額です。
電子マネーを使って切手を購入するほうが利用停止のリスクは避けられる
カード会社からみたら、切手は、換金性の高い金券の一種なので、あまり高額購入するとカード会社から不正利用を警戒されてカードの利用停止をされる場合があります。
カード会社の利用規約では、クレジットカードの現金化目的での利用を禁止しています。
切手に限らずですが、換金性の高い金券類をクレジットカードで購入すると、カードが利用停止になり使えなくなる場合もあります。
カードが利用停止になる条件は、購入金額やカードの利用実績などにもよるので、一概には言えませんが、カードの利用停止が気になる場合は、初めは2〜3万円程度で様子を見るのが妥当かもしれません。
また、郵便局ではクレジットカード以外に電子マネーでの支払いも可能です。
クレジットカードを使うなら、カードから電子マネーにチャージしてから、切手を購入するほうが安全です。
間に電子マネーを挟むことによってカード会社は何を購入したのか分かりづらくなります。
郵便局で電子マネーを使って購入する場合、その電子マネーの上限(チャージ額)内で切手を購入することができます。
ただし、電子マネーによってに2万円から5万円程度でチャージ上限が設定されている場合がありますで、購入金額は事前に確認するようにしましょう。
切手を使った現金化の注意点
切手の高額購入はカード利用停止のリスクがある
切手やハガキ、レターパックなどは高く売れます。
ですから換金目的で購入する人もいるため、カード会社も監視しています。
高額購入や頻繁に購入していたら、換金目的ではないかとカード会社も疑います。
クレジットカード購入しても、翌月1回払いできる金額に留めておいたほうがいいでしょう。
リボ払い、分割払いなどはより警戒されます。
また、キャッシング枠をいっぱいまで使っている人、普段ほとんど使わないカードで切手を高額購入すると現金化を疑われる場合があります。
切手の種類によって換金方法を替える必要がある
普通切手シートなら金券ショップや買取サイトで換金してもいいですが、記念切手や古い切手などは古物専門の買取店やヤフオクなどを利用したほうが高換金率で現金化できます。
金券ショップでは企業などで需要がある普通切手を高く買い取っており、記念切手は買取額を下げられてしまう傾向にあります。
現金化目的で切手を購入するなら普通切手シートを選ぶのが良いでしょう。
オンラインでの換金は時間と手間がかかる
郵便局でクレジットカード購入した切手を金券ショップに持ち込めば、その場ですぐに現金化できます。
しかし、買取サイトやヤフオクなどのオンラインを使った方法は、査定・落札や発送の手続きも必要です。
すぐにお金に換えたいなら店頭の金券ショップを選択しましょう。
メルカリでは切手の出品は禁止されている
メルカリでは切手の出品が禁止されています。
メルカリでは、有形/電子を問わず、金銭と同等に扱われるもの全般の出品を禁止をしています。
違反を確認した場合は取引キャンセル・商品削除・利用制限となる場合があります。
<どのようなものが違反になりますか?>
- 現在流通している国内の貨幣(記念硬貨含む)
- 現在使用可能な海外紙幣
- 仮想通貨
- チャージ済みのプリペイドカード類(Suica、楽天Edy、nanaco、WAONなど)
- オンラインギフト券 (iTunesカード、Amazonギフト券など)
- 商品券、ギフト券
- 航空券、乗車券、旅行券
- クレジットカード、キャッシュカード
- 債券、小切手、未使用の切手(円)、収入印紙、登記印紙
- 宝くじ、勝馬投票券
- 貴金属の地金(金属塊、インゴット、延べ棒など)、地金型金貨
- その他、金銭と同じ意味を持つもの
違反をして出品すると、取引がキャンセルされたり、商品の削除、アカウントの利用制限がかかるなど何らかの処分を受けることになります。
ネットオークション系では、ほぼヤフオク一択と思っておいた方がいいでしょう。
まとめ
切手を換金するならできるだけ高く買い取ってもらうには、以下の点に気を付けましょう。
- 購入場所は郵便窓口
- 売却先は店頭の金券ショップ
- 切手はシート(100枚綴り)で購入する
- 購入するのは110円、85円の普通切手
キャッシュレス決済対応の郵便窓口で切手をクレジットカード購入可能です。
カードブランドも全対応で、電子マネー決済にも対応しています。
カード利用停止のリスクが心配な場合は、クレジットカードから電子マネーへチャージ(もしくは紐付け)してから購入することをおすすめします。
切手の換金方法はいくつかありますが、換金率や手間を考えると、店頭の金券ショップがベストです。
身近に金券ショップがない場合は、金券ショップの郵送買取や、ヤフオクが有力ですが、それなりに手間と時間がかかります。
切手を現金化する場合、必ずシートで購入しましょう。
バラよりも高換金率で売れます。
また、シートはバラさずにそのまま買取に出しましょう。
汚れたり破れがあると換金率は下がります。
購入後、折れめなど状態で金券ショップに持ち込むようにしましょう。
現金化しやすさは、110円、85円などの定番額面の切手です。
100枚シートならそれぞれ、11000円、8500円で購入可能です。
これ以外にも500円切手、1000円切手なども高換金率で現金化させやすいです。
また、種類は、記念切手より普通切手のほうが使い勝手が良く高換金率で売れます。
現行デザインの普通切手を購入するようにしましょう。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
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自分でやるのに比べてでカード会社バレなどのリスクも軽減しますのでカードの停止が心配な人にも最適です。