郵便局窓口でクレジットカード決済が使えるようになってから、はがきやレターパックが現金化に使われることが多くなっています。
たしかに、郵便局と金券ショップがあればどこでもできるので、手堅い方法とは言えそうです。
ただし、デメリットもあって、その一つは、レターパックの買取価格下落による換金率の低下です。
以前は、90%くらいの換金率で現金化できていましたが、最近では店頭買取でもネット買取でも80%がいいところです。
また、レターパックの現金化は、実際にやってみるとわかりますがかなり手間が掛かり面倒です。
純粋にカードを現金化するだけであれば、電子マネーを使った方法の方が換金率は高いし、業者を使う方が手間がかからず楽です。
そういった意味でも、レターパックを使ったクレジットカード現金化をするメリットは少ないというのが正直な印象です。
今回は、最新の状況を踏まえた上で、レターパックを使ったクレジットカードの現金化の方法、またキャリア決済の現金化の方法を解説しますが、実行するには、上述の通りデメリットも少なく無いという点を踏まえた上でご検討ください。
レターパックの種類と値段
レターパックは、「レターパックライト」と「レターパックプラス」の2種類があります。
プラスのほうが厚みのある荷物を送ることができて、追跡サービスがあるのが特徴です。
現金化する場合の換金率は同じくらいなので、どちらを選んでも大丈夫です。
ライト | プラス | |
---|---|---|
見た目(色) | 青 | 赤 |
料金 | 430円 | 600円 |
大きさ | A4(340mm×248mm) | A4(340mm×248mm) |
重さ | 4kg以内 | 4kg以内 |
厚さ | 3cm以内 | 制限なし |
追跡サービス | あり | あり |
受取り | ポスト | 対面 |
クレジットカードでレターパックが購入できるところは?
今はほとんどの郵便局窓口でキャッシュレス決済が導入されて、レターパックもクレジットカード購入ができます。
レターパックは郵便局以外に、コンビニでも購入できますが、支払い方法に制約がありますので、それも合わせて解説します。
郵便局の窓口
郵便局窓口では、切手、はがき、レターパックがキャッシュレス決済の対象となっていて、クレジットカードをはじめ電子マネーやQRコード決済が使えます。
郵便局は全国にあるので、再現しやすいのと、郵便局なら在庫切れはないので安心です。
郵便窓口においてお取り扱いする次の商品・サービスについては、クレジットカード・電子マネー・スマホ決済でお支払いいただけます。
・郵便料金または荷物(ゆうパック、ゆうメールなど)運賃
・切手、はがき、レターパックなどの販売品
※切手販売は、1回の取引において10万円が上限額です。
・カタログ、店頭商品などの物販商品
郵便局窓口でレターパックをクレジットカード購入する方法
- キャッシュレス決済対応の郵便局に行く
- 郵便窓口でレターパックを購入する
近くの郵便局がキャッシュレス決済に対応しているかネットで確認することができます。
クレジットカードで支払いしたいことを伝えましょう。
郵便局窓口で使えるクレジットカード
国内発行のクレジットカードであれば全て使えます。
・VISA
・MasterCard
・JCB
・アメックス
・ダイナース
・UnionPay(銀聯)
郵便局のウェブサイト
レターパックは郵便局のウェブサイトで販売されていてネット購入もできます。
レターパックをオンラインでクレジットカード購入する方法
- 郵便局の公式オンラインサイトからレターパック購入ページを開く
- 購入数量を入力し、カートに入れる
- 購入手続きへ進む
- 配送先と支払い方法を入力する
- 注文内容の確認
- 完了
これらを設定していない場合は入力します。支払い方法でクレジットカードを選択し、カード情報を入力して次へ進みます。
注文内容を確認し、問題なければ「注文を確定する」をクリックします。
オンラインなら、わざわざ郵便局に行く必要はありませんしスマホですぐに購入できます。
ただし、商品の発送から到着に3~7日かかり、送料は一律720円かかります。
また、使えるクレジットカードは、
・VISA
・MasterCard
・Dinners
のみで、JCB、AMEXは使えません。
窓口で買う方法に比べると、費用面でも時間面でもデメリットが大きいです。
セブンイレブン
セブンイレブンでもレターパックは買えます。
通常、レターパックは金券に該当するため、セブンイレブンで購入する場合、支払い方法は現金のみとなります。
しかし、例外的にセブンイレブンではnanacoでレターパックの購入が認められています。
nanacoにクレジットカードを紐付けて、nanaco払いでレターパックを購入します。
ただし、nanacoに紐付けられるクレジットカードは、以下のセブンカード系列のみに限られます。
セブンイレブンでクレジットカードでレターパックを買う場合、セブンカードを持っている必要があります。
セブンイレブンのレターパック購入に使えるクレジットカード
・セブンカード
・セブンカード・プラス
・セブンカード・プラス(ゴールド)
・セブンカード(ゴールド)
ファミリーマート
ファミリーマートもセブンイレブン同様、一部の店舗でレターパックが取り扱われています。
ファミリーマートでレターパックを購入できるクレジットカードは、「ファミマTカード」のみです。
また、ファミリーマートならファミペイで支払うこともできます。
ファミペイはクレジットカードでチャージすることができ、ファミマTカードを含む、JCBが付いているカードで登録ができます。(Visaデビット付キャッシュカードのファミマTカードは登録不可)
ファミリーマートのレジでレターパックを購入したいことを伝え、ファミマTカードやファミペイをで支払いをします。
ファミマのレターパック購入に使えるクレジットカード
・ファミマTカード
・JCB付きのクレジットカード
ミニストップ
ミニストップは、郵便局と提携しているため多くの店舗でレターパックの取扱いがあります。
ミニストップでは、レターパックを電子マネーのWAONを使って購入できます。
WAONに紐付けできるクレジットカードはイオンカードのみです。
購入方法は、ミニストップのレジでレターパックを購入したいことを伝えて、チャージしたWAONで支払いをします。
ミニストップのレターパック購入に使えるクレジットカード
・イオンカード
Amazon
Amazonでもレターパックを買うことができます。
レターパックプラスなら20枚セットで販売されており、料金は14,800円です。
お気づきかと思いますが、郵便局なら600円×20枚で12,000円となりますから、Amazonだと2,800円も割高です。
Amazonなら手軽に使えますが、送料や手数料がかかる分、割高になるので、郵便局に行く時間が取れないときの選択肢と考えておいた方がよさそうです。
レターパックを換金する方法
では次に、購入したレターパックを換金して現金化する方法をご解説していきます。
ここでは3つの方法を比較しながら見ていきたいと思います。
買取手順 | 換金率 | かかる 時間 |
手数料 | |
---|---|---|---|---|
金券ショップ | ◎ | 83%~95% | 5分~20分 | 無料 |
ヤフオク | △ | 92%~100%以上も可 | 即日~1週間程度 | 落札額×10%(税込) |
メルカリ | △ | 90%~99% | 即日~1週間程度 | 販売額×10%(税込) |
金券ショップ
金券ショップは全国各地にあり、その場ですぐに換金できるので一番手っ取り早い方法です。
身分証とレターパックを持参して来店してすれば、その場で査定してもらい現金が受け取れます。
換金率の相場は80%~95%ほどで、ショップによって差があります。
できるだけ高換金率のショップを見つけたいので、近隣の金券ショップをチェックするといいでしょう。
金券ショップで換金する場合、手数料などはかかりません。
換金率だけなので他の方法より損をしません。
店舗に行く手間はかかりますが、レターパックを現金化するにに最も有力な方法でしょう。
ヤフオク
ヤフオクではレターパックの出品が認められていて、売却して現金化が可能です。
ヤフオクのレターパックの落札相場は定価の90%程度と高換金率ですが、それとは別に、落札時に10%の手数料と、送料(500円程度)がかかるので、実質的な換金率では80%前後です。
ヤフオクの場合Tポイントの換金のためにレターパックを購入する人もいて、定価よりも高く落札されることもあるので、時間に余裕があるなら、他の出品者の価格をみながら、最低落札価格を高めに設定して出品してみるのもいいかもしれません。
ただし、高い値段で出品すると、それだけ落札まで時間がかかる可能性があります。
また、送料込みにしたほうが落札されやすいので、それも踏まえた値段をつけましょう。
普段からヤフオクを利用している人は簡単にかもしれませんが、初めて利用する場合は会員登録からスタートとなる点、出品や落札後の発送などそれなりに手間がかかる点も考慮する必要があります。
ヤフオクでレターパックを換金する手順
- ヤフオクにログインする
- 出品する
- 落札される
- 支払いされる
- 発送する
- 評価を付ける
- 完了
利用したことがない人は、まずは無料の会員登録からです。
出品ボタンから画像や商品情報を入力して登録し、出品します。
落札されやすくするために他の出品者より最低落札金額を少し下げると良さそうです。
また、送料も込みにしたほうが落札されやすくなります。
すぐに落札されるとは限らないところがデメリットです。
どのタイミングで落札されるかは分かりません。
落札者が支払うと支払い通知が届きます。
支払い手続きが完了すると、ヤフオク経由で商品発送の通知が届くので発送の手続きをします。
商品が届くと落札者から商品受け取りと評価が送られますから、その後落札者を評価します。
これで取引完了です。
メルカリ
メルカリでもレターパックの出品が可能で、ヤフオクと流れはだいたい同じです。
メルカリでは、安く出品しているものから順に売れていくのが特徴で、送料込みで定価よりも数%くらい安く出品するのが相場です。
メルカリの手数料、送料を換算した換金率でいうと80%前後が相場です。
メルカリもヤフオク同様、ネットを使って自分で売るので出品や発送、質問への回答など、それなりに手間と時間がかかります。
出品してから、現金化するまで3日〜7日程度は見ておいた方がいいでしょう。
メルカリでレターパックを現金化する手順
- メルカリのアプリへログインする
- 商品写真を登録する
- 商品の詳細を設定する
- 商品名と説明を入力する
- 配送について設定する
- 販売価格を設定する
- 出品するをタッチする
- 購入される
- 発送する
- 受取評価される
- 取引完了
初めての人は、まずは無料の会員登録からです。
商品の写真を撮り、登録します。
カテゴリーや商品の状態などを入力します。
できるだけ詳しく入力しましょう。
配送料や配送方法について設定します。
送料込みのほうが断然購入してもらいやすいです。
購入者の支払いを待ちます。
支払い完了後、発送します。
商品到着後、評価が届きます。その後、購入者の評価をします。
これで取引は完了です。
レターパックをキャリア決済で購入するには?
レターパックをキャリア決済で購入するには、各キャリア対応の電子マネーを使います。
d払い
ドコモユーザーならd払い(QRコード決済)を使って郵便局でレターパックが買えます。
d払いはドコモのキャリア決済(電話料金合算払い)からチャージ可能なので、これで郵便窓口でレターパックの購入が可能です。
- d払いの限度額を確認
- d払いに電話料金合算払いを設定
- 郵便局でレターパックを購入
d払いには利用限度額がありますから、いくらまで使えるか確認しておきましょう。
限度額以上を決済しようとすればエラーとなり恥ずかしい目にあってしまいます。
d払い限度額確認手順は、
で確認できます。
また、支払い方法はクレジットカード、銀行口座、コンビニ、電話料金合算払いなどから選択できますので、最初に電話料金合算払いに設定しておかないと使うことができません。
d払いに電話料金合算払いを設定するには、
です。
これで翌月以降の電話料金と一緒に請求がきます。
郵便局の窓口でd払いを使ってレターパックを購入します。
d払いは最大10万円/月まで使えます。
利用状況により限度額は異なりますから自分がいくらまで使えるのか確認しておきましょう。
限度額が10万円あっても、すでに他で6万円使ってあればレターパックに使えるのは4万円までとなります。
auPAY
auPAYでも郵便局でレターパックを購入できます。
事前にauかんたん決済からauPAYへチャージしておいて、郵便局窓口でauPAYで支払いをします。
- auかんたん決済の残高を確認
- auPAYへチャージする
- レターパックを購入する
auかんたん決済の残高を確認しておきましょう。その残高内でチャージができます。
auPAYアプリをインストールして初期設定をして、auかんたん決済からチャージします。
チャージ方法は、
でチャージ完了です。
郵便局の窓口でauPAYを使ってレターパックを購入します。
auPAYも限度額は最大10万円/月ですが、利用状況によって異なるので事前に限度額はいくらか確認しておきましょう。
PayPay
郵便局はPayPayを使うこともできて、ソフトバンクまとめて支払いからチャージできます。
- ソフトバンクまとめて支払いの残高を確認
- ソフトバンクまとめて支払いからPayPayにチャージする
- レターパックを購入する
ソフトバンクまとめて支払いも限度額を事前に確認しておく必要があります。
で限度額が表示されます。
この残高の範囲内でチャージできます。
ソフトバンクまとめて支払いの限度額は、最大で10万円/月です。
限度額は利用状況など人によって異なりますので、事前に自分がいくらまで使えるのか、いくら残っているのか確認しておきましょう。
PayPayへのチャージは、
です。
郵便局の窓口でレターパックを購入。PayPayで支払いをします。
レターパックを払い戻して換金はできるか?
レターパックは未使用でも返品・換金はできません。
ただし、切手、ハガキ、郵便書簡、レターパックへ交換できます。
書き損じも新品と交換できます。
交換するものにかかわらず一律42円の手数料がかかります。
交換できる場所は郵便局の窓口で、24時間開いている「ゆうゆう窓口」では交換できません。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
ウェブ申し込みをすれば、振り込みまで一箇所で手続きが完結するし、 換金率もよく、土日夜間でも即日入金してくれます。
自分でやるのに比べてでカード会社バレなどのリスクも軽減しますのでカードの停止が心配な人にも最適です。