クレジットカード現金化といえば、業者を使って現金化するか、金券類を金券ショップで換金する方法が主流かと思います。
再現性が高く確実な方法ではありますが、その反面、第三者が介在する分、手数料等が割高になるというデメリットも否定できません。
今回紹介するのは、そうした主流とは反する裏技的なクレジットカード現金化の方法になります。
実行するのに多少の専門的な知識が必要だったり、条件が揃わないと実現しないなど再現性が低いものもありますが、その反面、換金率が高く現金化できるというメリットがあります。
ただし、実行すると規約上の違反に当たるリスク、また、仕様変更などによりいつ利用できなくなるかわからない点などデメリットも少ないありませんのでご承知の上、自己責任でお願いします。
PayPal
PayPalは海外の決済サービスですが日本からの利用も可能です。
もともとはネットオークション用の決済サービスで、個人間の代金受け渡しに使われてきた歴史があります。
こうしたPayPalの送金機能を使った現金化の方法です。
やり方は、PayPalのアカウントを2つ作って、1つ目のアカウントからクレジットカード決済で送金をして、2つ目のアカウントで受け取るというものです。
PayPalの個人間送金にクレジットカードは使えないとされていますが、実際には完全にシャットアウトされているわけでもないようで、少額であれば決済が通ることもあります。
とは言え、個人アカウント→個人アカウントで送金すると決済がエラーする場合も多いので、その場合は、2つ目のアカウント(受け取り側)をビジネスアカウントへアップグレードして回避することも可能です。
ビジネスアカウントへのアップグレードは、Paypalへログインして「アカウント設定」から、もしくはビジネスアカウントへアップグレードから行えます。
ビジネスアカウントは個人でも利用可能です。
本人確認などの手続きが必要なのと、審査に1週間〜2周間程度時間がかかりますが、開設が認められれば、クレジットカードからの決済も問題なく送金できるようになります。
PayPalビジネスアカウント開設は無料で、決済したときに受け取り側で3.6%+40円の決済代行手数料が引かれます。
換金率としては95%を超えるので高換金率の現金化に他なりませんが、自分のカードで決済する行為は自店売上として利用規約で禁止されているので、繰り返していると制限を受ける場合があります。
stripe
他にもstripeという決済サービスがあります。
仕組み的にはPayPalに近いです。
stripeは自分のネットショップ用に決済ページを作成できて、お客さんにクレジットカード決済してもらって代金の受け取ることができます。
この仕組を使ってクレジットカード現金化をする方法です。
やり方は、stripeのアカウントを作成し、ダッシュボードから「本番環境利用の申請」をして「支払いリンク」を作成します。
支払いリンクのURLを別のブラウザなどで開いて、そこからクレジットカード決済をします。
入金された売上を出金して現金を受け取ります。
初回の入金から受領までは7日〜14日かかります。
PayPal同様、アカウントの開設は無料ですが、本人確認などの審査が必要です。また、決済には3.6%の決済代行手数料がかかります。
Square
決済サービス系でもう一つ、Squareをご紹介します。
ネットショップ用に決済ページを作ることができて、そこでクレジットカード決済が可能です。
Squareのアカウントを作成して、管理画面の「支払い」から「オンラインチェックアウト」を開き、「支払いリンク」を作成します。
支払いリンクのURLを別のブラウザなどで開いてクレジットカードで決済をすれば売上に代金が入金されます。
売上代金を銀行へ出金すれば現金化完了です。
使えるクレジットカードは、VISA、Master、AMEX、JCBで、決済手数料は3.25%(JCBのみ3.95%)です。
出金も三井住友銀行かみずほ銀行であれば、翌営業日に出金可能です。
Squareは個人でも利用可能ですが、あくまで個人事業主が対象なので、アカウント作成には開業届や業務内容などを説明する書類の提出が求められます。
テストとして自分のカードでの決済は認められていますが、100円で1〜2回程度と定められています。それ以上の決済は自店売上として禁止されていて、自店売上と認められると注意されますのでご注意ください。
ヤフオク
決済サービスとは違いますが、ヤフオクでも同様のスキームを使って現金化が可能です。
やり方は、ヤフオクのアカウントを2つ作って、一つ目のアカウントで出品をして、2つ目のアカウントで落札をして、売上金を出金するというものです。
決済サービスを使うのに比べて、アカウント作成が簡単なのと出金が早いので現金化までがスピーディーです。
ただし、デメリットも多くて、
ヤフオクでは、自分自身での落札を規約で禁止しているので、規約違反になることは明白で、バレればアカウント停止のリスクもあるという点。
そして、ヤフオクのアカウント作成時に携帯電話番号の登録が必須なので、この方法をやるには最低2つの携帯電話番号が必要な点です。
また、落札時のシステム手数料も10%とかなり高額です。
ユニクロ
ユニクロは返品に対して寛容で、「サイズが合わなかった」とか、「イメージと違った」みたいな自己都合であっても、タグが付いていれば、全額返金に応じてもらえます。
クレジットカードや電子マネーで支払ったものであっても、現金での返金がされるのでこの仕組を使った現金化の方法です。
やり方は、ユニクロで適当な商品をクレジットカードや電子マネーで購入して、後日、店頭で返品したい旨伝えるだけです。
原則的にはレシートも必要なので、レシートを渡して返金してもらっても大丈夫ですが、「間違ってなくしてしまった」と言っても返品には応じてもらえます。
ユニクロ製品はすべて自社製品なので購入証明の必要性が薄いわけです。
レシートが無い場合は、いつ頃購入したものか聞かれるので、口頭で伝えます。
通常、クレジットカード購入のキャンセル処理は、クレジットカードへの返金が普通ですが、レシートなし返金であれば返金方法は現金のみにならざるを得ません。
この方法で、原理的に100%の換金率で現金化できますが、店舗によっても対応が違うこともあるので再現性が未知数なのと、何度も繰り返せる方法ではない点はご注意ください。
チケットポート
金券ショップの高換金率で買い取ってもらえる金券と言えば、JCBギフトやVJA(VISA)ギフトなどの信販系ギフトカードです。
どこの金券ショップでも95%以上の換金率で買い取ってもらえます。
ただし、この手のギフトカードはカード会社のHPからの購入が基本で、購入できても手元に届くまで3日〜4日かかってしまいます。
ここで紹介するのは、即日店頭でギフトカードをクレジットカード購入して現金化できる方法です。
店頭で信販系ギフトカードをクレジットカード購入できるのはチケットポートです。
やり方は、チケットポート店頭で、信販系ギフトカードをクレジットカード決済で購入して、金券ショップに売却して現金化します。
取り扱いのあるギフトカードは、
・JCBギフトカード(JCBカード)、
・VJAギフトカード(三井住友VISA)、
・UCギフトカード(UCカード)
の3つで、使えるカードは、それぞれ発行元のカード会社のクレジットカードのみです。
それ以外のクレジットカードは使えません。
高換金率で即日現金化できる方法ではありますが、使えるクレジットカードが限定的なのと、チケットポートの店舗が東京と大阪のみと少ないのがデメリットです。
Travelex
トラベレックスは外貨両替専門店ですが、クレジットカードで外貨両替ができます。
やり方は、トラベレックスの店舗でクレジットカードを使って米ドルを購入して、別の外貨両替店で日本円に両替してもらいます。
トラベレックスの外貨両替に使えるクレジットカードは、JCB、Lifecard、MasterCardで、合計20万円まで利用可能です。
店舗はあまり多くはありませんが、新宿だと京王線新宿駅の西口改札の脇に、渋谷だと井の頭線渋谷駅改札口のすぐ脇と、宮益坂方面のりそな銀行の中にもあります。
買ってすぐ売っても差額は出ますが、それでも理論上90%くらいの換金率で現金化が可能です。
デメリットとしては、Travelexの店舗が少ないのと、あっても営業時間が短く開いてないことが多い点です。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
ウェブ申し込みをすれば、振り込みまで一箇所で手続きが完結するし、 換金率もよく、土日夜間でも即日入金してくれます。
自分でやるのに比べてでカード会社バレなどのリスクも軽減しますのでカードの停止が心配な人にも最適です。