クレジットカードの現金化にも使えますか?
換金性の高い商品としては金券が思い浮かびますが、メルカリでは、商品券やギフト券などの金券類を出品して現金化することはできません。
メルカリを現金化に使うなら、金券以外のものを出品する必要があります。
この記事では、
- メルカリで金券類が出品できないワケ
- メルカリを使って現金化する方法!高く売れる物とは?
- メルカリを使った現金化のデメリット
などを解説していきます。
メルカリで換金性の高い金券類が出品できない理由
商品券やギフト券などの金券類は高く売ることができるため現金化にはよく用いられますがメルカリでは金券類の出品が禁止されています。
以下の商品をメルカリで出品すると違反になります。
違反を確認した場合は取引キャンセル・商品削除・利用制限となる場合があります。
- 現在流通している国内外の貨幣、仮想通貨
- チャージ済みのプリペイドカード類(Suica、楽天Edy、nanaco、WAONなど)
- オンラインギフト券 (iTunesカード、Amazonギフト券など)
- 商品券、ギフト券
- 航空券、乗車券、旅行券
- クレジットカード、キャッシュカード
- 債券、小切手、未使用の切手(円)、収入印紙、登記印紙
- 宝くじ、勝馬投票券
- 貴金属の地金(インゴット)
- その他、金銭と同じ意味を持つもの
違反すると、取引が成立していても強制的にキャンセル、商品の削除、利用制限といったペナルティが課せられます。
また、金券類以外にも以下のような物は出品が禁止されています。
- 新型コロナウイルスの影響に伴い、取引が禁止されている商品
- 偽ブランド品、正規品と確証のないもの
- 知的財産権を侵害するもの
- 盗品など不正な経路で入手した商品
- 犯罪や違法行為に使用される可能性があるもの
- 殺傷能力があり武器として使用されるもの
- 危険物や安全性に問題があるもの
- 児童ポルノやそれに類するとみなされるもの
- 18禁、アダルト関連
- 使用済みの下着類
- 使用済みのスクール水着、体操着、学生服類など
- 医薬品、医療機器
- 許可なく製造した化粧品類や小分けした化粧品類
- 法令に抵触するサプリメント類
- 安全面、衛生面に問題のある食品類
- たばこ
- 農薬、肥料
- 現金、金券類、カード類
- チケット類
- 領収書や公的証明書類
- ゲームアカウントやゲーム内の通貨、アイテムなどの電子データ
- サービス・権利など実体のないもの
- 受け渡しに伴う手続きが複雑なもの
- 手元にないもの
- 福袋
- 試作品(商品サンプル)の掲載がないオーダーメイド品
- 象牙および希少野生動植物種の個体などのうち、種の保存法により必要とされている登録がないもの
- 利用制限がある、または契約や支払いが残っている携帯端末
- 規制薬物・危険ドラッグ類
- 個人情報を含む出品・投稿、個人情報の不正利用
- 外国為替及び外国貿易法(外為法)に抵触する商品について
- メルカリ事務局で不適切と判断されるもの
もし、この規約を無視して出品した場合、取引キャンセル、商品削除、アカウント停止などの利用制限がかけられます。
商品券など紙の金券以外にAmazonギフト券やiTunesギフトカード、ニンテンドープリペイドカードなど電子ギフト券と呼ばれるものもあります。
このような電子ギフト券もメルカリでは出品できません。
出品する前に出品禁止商品を確認しておかなければなりません。
以前はここまで厳しくなかったのですが、年々トラブルが増加し、メルカリでも制限をかけざる負えなくなりました。
金券類はクレジットカード現金化を目的とした利用者が増えて出品が禁止されるようになりました。
クレジットカードを使って換金性の高い物を購入してメルカリで転売し現金を得るのです。
この行為が問題視され、メルカリでは商品券などの金券の出品が禁止されたという経緯があります。
このクレジットカード現金化は違法な行為ではありませんが、カード会社の規約でも禁止されています。
10.会員は、現金を取得する目的として商品・権利の購入または役務の提供などにカードのショッピング枠、ショッピング残高枠(第19条第2項に定めるものをいう。)を利用すること(以下「ショッピング枠現金化」という。)はできません。なお、ショッピング枠現金化には以下の方式等がありますが、現金を取得することを目的とするショッピング利用である限り、方式のいかんにかかわらず、禁止の対象となります。
・・・・・
2.カードの所有権は当社に属し、カードおよびカード情報はカード表面に印字された会員本人以外は使用できないものとします。また、会員は現行紙幣・紙幣の購入、または現金化を目的として商品・サービスの購入などにカードのショッピング枠を使用してはならず、または違法な取引に使用してはなりません。
2.当社は、会員が利用枠を超えた利用をした場合もしくは利用をしようとした場合、利用枠以内であっても短時間に換金性商品を連続して購入する等カードの利用状況が不審な場合または延滞が発生する等のカード利用に係る債務の支払状況等の事情によっては、カードショッピング、キャッシングリボおよび海外キャッシュサービスの全部または一部の利用を一時的にお断りすることがあります。
1.(4)換金を目的とした商品購入の疑い等、会員カードの利用状況が不適当または不審があると当社が判断した場合
このようにクレジットカードを換金(現金化)目的で使うことが禁止されています。
この背景には、クレジットカード現金化で現金を手に入れて、その後のカードの返済ができない人が増えたという事情があります。
どこのカード会社も現金化は禁止していますから、換金性の高い物をクレジットカードで購入してメルカリで転売する場合は注意が必要です。
取り締まりをされた出品例
メルカリの規約で出品が禁止されている商品以外でも現金化目的が疑われるものは削除されます。
例えば以下のようなものは過去に削除されています。
- ポイントカード
- ベルマーク
- Suica
- 妊娠菌付きグッズ
飲食店やスーパー、ドラッグストアなどで普通に貯めたポイントカードの出品は認めているが、過去に大手外食チェーンの押印済みのスタンプカードがメルカリに大量出品されていた。
50個の押印欄が全て押されており、1枚2千円で1ヶ月の間に19枚出品されていて、半年で54枚も出品されていた。
54枚集めるには135万円分の飲食が必要となるもので店員の不正押印や押印済みポイントカードの不正コピーなどの可能性があった。
金券類にあたることと、不正入手の可能性からメルカリでは削除。今後も現金化目的のポイントカードは削除されることが考えられる。
子供を持つ親は学校へベルマークの提出が必要になるため必死に集めている人もおり、メルカリでも販売されていて購入する人もいましたが、メルカリでは道徳的観点から削除している。
チャージ額以上の価格で出品されていた。
妊娠米やサプリメント、キーホルダー、お守りなど妊娠できると謳って高額で出品していた。根拠のないことは嘘になり詐欺罪になる可能性がある。現在もこのような物は削除されている。
これ以外でも今後現金化が疑われる商品や出品方法については、随時削除されていくと考えられます。
メルカリの現金化で逮捕者が出た事例
メルカリは以前、そこまでルールが厳しくなかったので簡単にクレジットカード現金化ができていました。
しかし、メルカリを利用して現金を出品していた人が逮捕されたのです。
この事件が発覚してからすぐにメルカリは監視を強化し、禁止商品の出品を見つけ次第削除しています。今後も現金が出品できることはまずありません。
お金を必要とする人が、メルカリに出品されている現金をクレジットカードや携帯決済で購入できたため簡単に現金化ができたのです。お金が必要な人にとってみれば手っ取り早く現金が手に入る方法でした。
しかし、このような事件が世に知れ渡り、メルカリでは出品のルールも強化して取り締まりを行っています。
今後も現金化目的を疑われるものの出品などは注意されたり削除されたりするでしょうし、落札側も出品されていたから購入しただけですが、事情聴取されたりと何らかのトラブルに巻き込まれる可能性も否定できません。
メルカリを使って現金化する方法
メルカリでは高換金率が期待できる金券類が出品できません。
そこでメルカリで現金化するなら、他の換金性が高い商品を出品するしかありません。
では、どのような物を使って現金化すれば効率がいいのでしょうか。
メルカリで高く売れる物
- 限定品
- 非売品
- レトロなもの
- ブランド品
- スマホ
- ゲーム関連
- コンサートグッズ
- 販売が終了していて手に入りにくいもの
- 流行りのもの
商品にもよりますが、このような物がメルカリでは高く売れています。
限定品や非売品、レトロな物などはコレクターが欲しがるようです。
例えばブランド品でルイヴィトンの財布は新品未使用で60%から85%ほどの価格で出品されています。こちらもなかなか手に入らないようなものであれば高く出品してもすぐに売れます。
ゲーム機類を使って現金化するなら、ニンテンドースイッチが有力です。
定価は32,978円(税込)ですが、メルカリでは37,000円から39,000円ほどで落札されています。
現在、家電量販店などの店頭では品薄となっているため抽選で購入できるようになっています。そのため価格を高めに設定しても落札されやすくなっています。
換金率は118%も期待できます。
あとは、iPhoneも高く売れるものの1つです。
例えばiPhone11の64GBは公式サイトで税込82,280円で販売されています。
メルカリの新品での出品価格を見ると、SIMフリーが73,000円から80,000円となっているものが多く、換金率にすると88%から97%と高換金率で転売できます。
このようにメルカリの落札価格を調べて、高く売れる物を狙ってクレジットカード購入しましょう。
メルカリで現金化する手順
まずはメルカリに会員登録(無料)をする必要があります。
以下の4つの方法から選んで登録をします。
出品手順は以下の通りです。
このように簡単な手順で売ることができます。
売れたあとは以下の手順で商品を発送します。
売上金はメルペイに入り、この売上金を現金で受け取る場合は振込み申請が必要になります。
これで指定した自分の口座に入金されます。
自作自演で現金化できる
例えばメルカリのアカウントを2つ用意できれば簡単に現金化できます。
1つのアカウントから現金化したい価格で商品を出品し、もう1つのアカウントでクレジットカード決済で落札すればいいのです。
パソコンとスマホを使うなどすれば簡単な方法ですよね。
普通に出品して落札するだけなので、メルカリやカード会社から疑われることもありません。また、メルカリの手数料はかかるものの100%近い換金率で現金化できることになります。
こんな簡単な方法で現金化できるのですが、ここでメルカリの規約に違反してしまうことが1つあります。
2. 複数登録の禁止
個人のユーザー及びユーザー登録をされようとする方(以下併せて「ユーザー等」といいます)は、複数のユーザー登録を行うことができないものとします。
1人で複数のアカウントを持つことはできないと規約で謳われているのです。そのため、友人など誰かに協力してもらわなければ規約違反になります。
バレれば退会処分となり、今後新規でアカウントを作るのは難しいかもしれません。
この自作自演にもリスクがあることは覚えておきましょう。
ただメルカリ側もパトロールは強化しているものの、全てのアカウントのチェックはできていないようです。
すぐに違反が見つかるわけではありませんが、バレれる可能性はありますから、このようなリスクは覚悟しておく必要があり、自己責任で行ってください。
メルカリで落札した商品の買取でも現金化できる
カード決済した商品をメルカリに出品して現金化するだけでなく、メルカリで出品されている換金性の高い商品を購入して買取店に持ち込んで現金化することもできます。
前述でご紹介した「メルカリで高く売れる物」などを落札すれば、買取専門店で買い取ってもらって換金ができます。
メルカリであれば出品者に値引き交渉ができ、安く手に入れることもできます。
それをできるだけ高く買い取ってくれるお店に持ち込めば高換金率で現金化できます。
メルカリを使った現金化のデメリット
メルカリを使って現金化する際のデメリットを挙げてみます。
どのような方法で現金化するにしてもデメリットは存在しますから、メルカリのデメリットも踏まえた上で現金化を利用しましょう。
手数料がかかる
メルカリは全てが無料で利用できるわけではありません。
以下のような手数料がかかります。
現金化まで時間がかかることもある
メルカリに出品して現金化する場合、ヤフオクなどと同じで購入されなければ現金化できません。
欲しいと思ってくれる人にすぐに出会えなければ現金化まで時間がかかります。
メルカリは、すぐにお金を調達するための手段には向きません。
他の現金化方法を使ったほうが得策です。
すぐに売りたいならできるだけ出品価格を下げたほうが売れやすくなります。
出来るだけ早く売りたい場合は、同じ商品を出している他の出品者より少しでも安く売る必要があります。
メルカリでは値下げ交渉もよく行われていますので、早めに売り切りたいなら多少損してもこのような交渉にのるほうがいいかもしれません。
トラブルに巻き込まれることもある
メルカリは利用者が多く売れやすいのですが、その分トラブルも多くなっています。
例えば・・・
- 返品不可で出品しても、イメージと違うからと強引に返品を要求してくる
- 購入後にクレームやキャンセルをしてくる
- 当たり前のように値下げを要求してくる
- 送料込みを要求してくる
- 商品説明に書いてあるのに読まずに購入し、キャンセルを要求してくる
不特定多数の人が存在する場所ではトラブルも多くなります。
個人取引である以上、トラブルに巻き込まれる可能性もあることを覚えておきましょう。
ヤフオクなら金券類が出品できる
高換金率で売却できる商品券やギフト券ですが、先ほどから説明している通り、メルカリでは出品が禁止されています。
ですがヤフオクは金券も出品することができます。
電子ギフト券も出品できますから、商品券を売りたいならヤフオクで出品してみるというのも一つの手ではあります。
ただヤフオクもメルカリ同様、手数料などはかかりますし、日本最大級のオークションサイトですから不特定多数の人が利用しています。
同じようなデメリットがあることは覚えておきましょう。
このように商品券をフリマアプリやネットオークションで売却しようと思うと手数料が取られて考えているよりあまり換金率はよくありません。
商品券を効率良く売るなら、金券ショップを利用するのが得策です。
安全にクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードがあれば急な資金繰りにも使えます。
自分で現金化をすると、カード停止などのトラブルも起こりやすいですが、専門業者に依頼することでカード事故は起きづらくなります。
最近の現金化業者は、 キャッシュバック率も良くて、即日振込にも対応してくれるのでおすすめです。