クレジットカードの現金化といえば、以前は新幹線の回数券が定番でした。
今はあまりにもやる人が増えた為、新幹線の回数券をクレジットカードで購入するのはリスクが高くなっているのですが、それでも多少はカード現金化に役立てる事ができます。
でもなるべく新幹線の回数券はカード現金化に使いたくないという人も多いのではないでしょうか。
そこで代わりとなるものと真っ先に思い浮かべるのが航空券です。
航空券なら新幹線回数券と同様に、高価買取もしてもらえそうな気がします。
そこで航空券を利用したカード現金化方法があるのかについて考えてみました。
航空券とは?
航空券は、エアチケットとも呼ばれます。
旅客機、つまり飛行機に乗る為のチケットの事です。
航空券には登場者の名前、登場する区間、便名、座席、運賃が記載されています。
航空会社で発券されているだけではなく、旅行会社でも発券されています。
航空券は記名式で、記載されている搭乗者の名義変更は不可となっています。
最近では紙の発券はなくなってきていて、eチケットと呼ばれる電子航空券が一般的です。
恐らく紙の航空券なんて持った事がないという人も多いのではないでしょうか。
電子航空券は航空会社のシステムにデータが登録されていますから、紛失・盗難防止に役立ちます。
航空券の種類
航空券はいくつか種類が分けられます。
まず国内線、国際線といった分け方もありますね。
2つ以上の航空会社を乗り継ぐ連帯運送航空券というものもあります。
片道なのか、往復なのかという種類分けもできます。
航空券の購入方法(クレジットカードは?)
航空券は航空会社、もしくは旅行会社から購入します。
希望日と希望区間を選び乗る便を決め、購入します。
現金でもクレジットカードでも購入可能ですが、クレジットカード決済が便利でしょう。
今はインターネットを使用し、航空会社やチケット格安サイトを通じて購入するのが一般的になっています。
インターネットだと複数の航空会社のチケットを一括で検索して比較できるのでとても便利です。
また、予約が早ければ早いほど割引されます。
繁忙期でさらに直前での購入だと、より高価になってしまいます。
乗れなくなった航空券の払い戻し
計画を練って購入したチケットなのに、様々な理由で飛行機に乗れなくなってしまう事もあります。
もし飛行機に乗れなくなってしまった場合、航空券はどうしたらいいのでしょうか。
飛行機の出発前であれば、取り消しをして払い戻しを受ける事もできますが、LCCと呼ばれる格安航空会社の場合、払い戻しできないチケットも多いので要注意です。
せっかくLCCで安くで購入できたとしても、払い戻し不可の航空券をキャンセルする場合はお金を捨てるようなものです。
また、払い戻しのルールも航空会社によって異なります。
取り消し手数料もかかりますし、取り消しするタイミングによっても戻ってくる金額が変わってきます。
悪天候などによる欠航の場合だと、手数料なしで払い戻しが受けられます。
払い戻しの返金方法は、購入方法によっても異なります。
クレジットカード決済の場合だとクレジットカードへの返金となりますし、期間も約1ヶ月から2ヶ月かかることもあります。
クレジットカード以外なら指定の金融機関口座への振込となりますが、空港カウンターなら現金で受け取れます。
格安航空会社の場合だとクレジットカードで購入した場合でも、フライトバウチャーといって航空会社の運賃や手数料の支払いにしか使えない番号での返金になる事があります。
しかも利用期限がある為、フライトバウチャーを使用せずに放置してしまうと無効になってしまいます。
航空券のクレジットカード現金化は不可?
航空券は記名式の為本人以外は使用できず、転売ができません。
かといって払い戻しを受けようとしても、クレジットカード購入した場合はクレジットカードへの返金となるし時間も手数料もかかります。
カード現金化が目的の人には意味がない行動でしょう。
これでは航空券でカード現金化する事ができないのではないか、と思われがちですが、いくつか方法はあります。
・株主優待券を売る
航空会社から発行されている株主優待券は記名もありませんし、金券ショップやオークションでも売る事ができます。
試しにオークションサイトで検索してみると、いくつも出品されている事が分かるでしょう。
航空会社の株主優待券はなんと特別運賃で航空券の予約ができるとても便利なチケットなのです。
ただし株主優待券を購入するには株主になるか、金券ショップやオークションサイトを利用するしかありません。
・旅行券を売る
旅行会社にはギフト用に旅行券を販売している事があります。
JTBギフト券が代表的ですね。
こういった旅行券なら金券ショップでも高価買取してもらえますし、旅行会社のサイトを通じクレジットカードで購入も可能です。
贈り物をする為のものなので、記名式でもありません。
もしカード現金化前提で購入するなら、航空券を買うのではなくまず旅行会社のギフトカードを購入していた方が無難でしょう。
・フライトバウチャーを転売
乗れなくなった航空券の払い戻しを受けても、格安航空会社だと訳の分からないフライトバウチャーという形での返金になります。
フライトバウチャーだとその航空会社の支払いにしか利用できない為、とても不便です。
でもそのフライトバウチャーも個人間で転売している人もいる為、まったく現金化ができない訳ではありません。
もちろん航空会社では本人以外の利用を禁止している為、転売する時は注意が必要です。
・ピーチポイントを売る
ピーチポイントとは、格安航空会社(LCC)のピーチアビエーションのポイントの事です。
ピーチポイントはピーチの航空券の支払いに使用できます。
そのピーチポイントは、クレジットカードで購入ができます。
VISA、Master、JCBで購入可能で、3000円から25000円分の額面があります。
ピーチポイントもフリマアプリを通じ、個人間で売買されています。
ただしピーチポイントも第三者への譲渡や転売は禁止されている為、不正が発券されると無効になってしまう恐れがあるので注意しましょう。
まとめ
航空券でクレジットカード現金化するなら、旅行会社の旅行券を購入した方が転売もしやすく無難でしょう。
記名式の航空券を購入しても、キャンセルすると手数料もかかるし現金での払い戻しはほぼ受けられません。
また、フライトバウチャーや航空会社のポイントをフリマアプリなどで転売する裏ワザはあるものの、ポイントが無効になるリスクも孕んでいる為あまりお勧めできる方法ではありません。
どうしても不要なポイントを現金化したいという人は、細心の注意を払って実行しましょう。