カード現金化は手数料が高く、詐欺に合う可能性も高いという意見も多いです。
カード現金化を利用するぐらいなら消費者金融でキャッシングした方がマシと批判されることもありますが、それでもやはり急にお金が必要になったときにはとても便利な存在です。
手元に利用できるクレジットカードがある限り、これほど頼りになる存在はないでしょう。
でもそんな便利なクレジットカード現金化サービスはいったいいつから利用されているのでしょうか。
クレジットカードの始まりは50年代のアメリカ
クレジットカードは1950年代、アメリカで誕生したと言われています。
現金の手持ちが無くても食事ができるようにと設立されたのが「ダイナース」です。
それから1960年代に入って日本に伝わり、富士銀行と日本交通公社が日本ダイナースを設立しました。
ダイナースカードは今でこそVISAやMasterCardに著名度は負けますが、世界で初めて、日本で初めてのクレジットカードです。
もちろん今でも現役です。
日本では非常にステータスの高いクレジットカードとして知られているため、富裕層が中心に所有しっています。
クレジットカードは信用を元に、後払いで食事やサービスの料金支払い、ショッピングができるというものです。
しかし時には物ではなく、現金をどうにかして工面したいと思うこともあります。
クレジットカードが誕生した当初に現金化業者があったかどうかは定かではありませんが、カード決済をした商品を売り飛ばして現金を作った人もいたことでしょう。
1980年代の日本はクレジットカード現金化サービスが話題?
カード現金化を専門に扱う業者が表れ始めたのは、1980年代ごろと言われています。
1980年代後半から1990年代初めにかけて日本はバブル景気と呼ばれており、今よりクレジットカードも作りやすかったものです。
でも人々の金銭感覚がおかしくなった時代だからこそ、カード現金化に注目が集まるようになりました。
人気のブランドバックは買取ショップでも高還元率な商品な為、現金が欲しいときにはクレジットカードで購入したものを転売することもありました。
そしてショッピング枠を現金化するために、高級ブランド品を利用した現金化サービスをする業者も増えました。
ネット申込が生まれたのは?
インターネットが一般に普及し始めたのは1990年代後半になってからですが、その頃はまだまだカード現金化の申込はネット申込ではなく、店舗申込が主流でした。
様々なサービスでネット申込が増え始めたのは、2000年以降でしょう。
一体その頃に何が起こったのかというと、ネットの高速化です。
インターネット回線には電話回線、ISDN回線、ADSL回線、ケーブルテレビ回線、光回線があります。
このうちADSL、ケーブルテレビ、光回線はブロードバンドと呼び、通信速度が非常に速いです。
ADSL回線が普及し始めたのが2000年を過ぎてからなので、それと共にネット申込ができるサービスも増えたのです。
ネットから簡単にカード現金化に申し込めるということは、これまで地方に住んでいて現金化ショップに行けなかった人でも申込が可能になったということになります。
ネット回線の高速化に伴って、カード現金化ユーザーも増えたと言ってもいいでしょう。
新幹線回数券のカード現金化ブーム
ブランドバッグや時計などを利用したカード現金化もいいのですが、ブランド品はどうしても状態やタイミングによって値崩れしやすいデメリットがありました。
そこで次に注目を浴びたのが、金券類です。
中でも新幹線回数券は金券ショップでも非常に高額買取してくれる為、ロスが少ないと評判になりました。
マンガで紹介されたため、多くの人が新幹線回数券を利用してカード現金化したものです。
しかし利用する人が多過ぎた為に、カード会社から規制されてしまうようになったのです。
カード現金化はあくまでもカード会社の利用規約に違反する行為なので、疑わしい使い方をすると利用停止されてしまう恐れがあります。
キャッシュバック式がブーム
転売目的で商品をカード購入する行為は、カード会社の利用規約違反です。
購入後の商品をどうしようが利用者の勝手ではあるのですが、やはり同じ商品を大量購入したり何度も繰り返し購入したりするのは不自然で、現金化目的と判断されてしまいます。
カード現金化は違反だけどどうにかしてショッピング枠でお金を作りたい、そんな時に誕生したのがキャッシュバック式です。
キャッシュバック(現金還元)付きの商品を購入することによって、カード決済後に現金である程度還元されることがあります。
その仕組みを利用したのがキャッシュバック式の現金化です。
例えば90%キャッシュバック付きの1万円の品物を購入したら、9,000円が還元されることになります。
つまりカード購入後、9,000円の現金化が可能となるのです。
キャッシュバック式の現金化業者はあまり価値のないアクセサリーや書籍などに適当な価格とキャッシュバックを付け、カード現金化を行っていました。
これなら手元に品物が残るので転売目的とはならず、カード利用規約にも違反しません。
ところが今度はキャッシュバック式のやり方が景表法や貸金業法に触れてしまうのではという意見も出てきてしまいました。
キャッシュバック式のカード現金化は、現在極めてグレーな存在になりつつあります。
最新のカード現金化は?
最近の現金化ではキャッシュバック式からまた元の買取式に戻りつつあります。
しかし買取式で扱う商品はブランド品や新幹線回数券だけではなく、amazonギフト券などが増えてきました。
amazonギフト券は通常の金券とは違い、コードと呼ばれる番号が重要になっています。
商品券を手渡ししなくてもコードさえ入力できれば使用できるので、ネットショッピングで活用できるのです。
コードの受け渡しはメールでもできるため、品物の配送にかかる時間を省けます。
ネットで申込んでスピーディーなカード現金化ができるのです。
ただしこのコードが使用可能なものなのか、中古買取をする時に調べるのが難しい点たがります。
現金化業者でもamazonギフト券買取に対応していないところが多いので、あらかじめ対応している業者を選ばなくてはいけません。
店舗がある大手チケットショップでは、amazonギフト券買取に対応していないことが多いです。
歴史のある現金化業者を選ぼう
残念ながらカード現金化業者は悪徳業者も多いです。
還元率をゴマ化したり、カード決済だけさせて入金を一切しなかったりする業者もいます。
高還元率の業者を選ぶのもいいのですが、その前にちゃんと現金化サービスを行っている業者なのかチェックするのも大事です。
その1つの判断材料になるのが、運営歴です。
実績がある業者はそれだけ長く利用している人がいるので、確実に現金化をしてくれるという安心感に繋がります。
過去の口コミの集まり具合や会社情報もチェックし、できるだけ歴史のある業者を選ぶといいでしょう。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
ウェブ申し込みをすれば、振り込みまで一箇所で手続きが完結するし、 換金率もよく、土日夜間でも即日入金してくれます。
自分でやるのに比べてでカード会社バレなどのリスクも軽減しますのでカードの停止が心配な人にも最適です。