お金が必要になった時、真っ先に思い浮かぶのが、金融機関からの借り入れかと思います。
しかし、「金融会社は、雨の日に傘を貸さない」という格言があるように、カードローンや借入れは、無職では申込みすることができません。
もし、クレジットカードを持っていれば、無職の人でもちょっとしたお金の工面に使うことができます。
そこまで大きい金額ではありませんが、クレジットカード現金化であれば、収入に関係なく、即日で現金を入金してもらうことができます。
この記事では、
- 無職でもクレジットカード現金化で現金を調達する方法
- 無職でもクレジットカードを作ることはできるか?
- クレジットカード現金化のデメリット
などについて解説します。
無職のときはクレジットカードでお金の工面を
誰しも会社の都合や健康上の都合で、無職になる可能性はあります。
無職になっても生活費は必要ですし、冠婚葬祭は突然やってくるかもしれないし、友人から旅行に誘われたら行きたいですよね。
当然、無職であれば借り入れはできません。
そんな時、クレジットカードを使って現金の工面をすることができます。
通称、クレジットカード現金化という方法ですが、ショッピング枠を使うので、キャッシング枠を使うよりも遥かに多い金額を調達することが可能です。
利用できる条件は、クレジットカードを持っていて、ショッピング枠の残高があることのみ。
働いているかどうか、他社の借り入れが多いかどうかなどは一切関係ありません。
クレジットカード現金化には、
- 商品買取式というクレジットカードで商品を購入し、買取業者にその商品を買い取ってもらって現金を受け取る方法
- キャッシュバック式という指定された商品を購入すると特典として現金が受け取れる現金化方法
この2種類があります。
最近はキャッシュバック式の現金化業者が増えていて、商品を買い取る手間がないため簡単に現金化することができます。
また、自分でクレジットカード現金化することもできて、やり方は、カードで換金性の高い物を購入し、買取ってもらい現金に換金します。
それぞれ特徴やデメリットがありますので、自分に合った方法で現金化するのがいいでしょう。
自分でクレジットカード現金化をやる方法
クレジットカード現金化は自分でやることができます。
流れは自分で換金性の高い物をクレジットカードで購入し、買取店などに持ち込んで買い取ってもらうことで現金化することができます。
自分で現金化する際のポイントは、できるだけ高く売れるものを転売するほうが多くのお金が受け取れます。
高く売れる物とは、
- 商品券などの金券類
- ゲーム機類
- スマホ
- パソコン
- 家電
- ブランド品
このようなものが一般的に高く売れます。
しかし、この中でも人気機種や売れ筋商品を選ばなければ高価買取はしてもらえません。
自分でやる現金化の難しいところは商品選びです。
金券類は90%以上の高換金率が期待できますが、クレジットカードで購入できない場合がほとんどで、店頭なら現金、ネットなら銀行振込みと指定されている場合がほとんどです。
これはクレジットカード現金化の利用を防ぐための措置です。
クレジットカード現金化はクレジットカードがあれば誰でもやることができますが、カード会社からは禁止されている行為であることは覚えておきましょう。
10.会員は、現金を取得する目的として商品・権利の購入または役務の提供などにカードのショッピング枠、ショッピング残高枠(第19条第2項に定めるものをいう。)を利用すること(以下「ショッピング枠現金化」という。)はできません。なお、ショッピング枠現金化には以下の方式等がありますが、現金を取得することを目的とするショッピング利用である限り、方式のいかんにかかわらず、禁止の対象となります。
・・・・・
2.カードの所有権は当社に属し、カードおよびカード情報はカード表面に印字された会員本人以外は使用できないものとします。また、会員は現行紙幣・紙幣の購入、または現金化を目的として商品・サービスの購入などにカードのショッピング枠を使用してはならず、または違法な取引に使用してはなりません。
2.当社は、会員が利用枠を超えた利用をした場合もしくは利用をしようとした場合、利用枠以内であっても短時間に換金性商品を連続して購入する等カードの利用状況が不審な場合または延滞が発生する等のカード利用に係る債務の支払状況等の事情によっては、カードショッピング、キャッシングリボおよび海外キャッシュサービスの全部または一部の利用を一時的にお断りすることがあります。
1.(4)換金を目的とした商品購入の疑い等、会員カードの利用状況が不適当または不審があると当社が判断した場合
クレジットカードの規約には上記のように記載されており、カード会社に現金化目的でクレジットカード購入したことがバレてしまえばクレジットカードは利用停止、または会員資格取消しの処分となります。
自分で現金化をすることはカード会社にバレやすいというデメリットがありますから、カード会社にバレないように現金化したいなら、現金化業者に申込みしてやってもらうのがいいです。
自分で現金化する場合、リスクは伴うものの高換金率も期待できるというメリットもあります。
商品選びを上手にやることがポイントで、できるだけ高く買い取ってくれるショップ探しも重要です。
自分でやる現金化は高換金率が期待できるものの、下調べなどをする手間と時間がかかることもデメリットと言えます。
現金化業者を使って現金を調達する方法
また、オンラインのクレジットカード現金化サービスというのもあって、クレジットカードのショッピング枠を現金に換えてくれます。
店舗業者もいますが、オンライン業者ならネットで手続きできて、現金は振込みしてもらえるため、住む地域に関わらず誰でも利用できます。
クレジットカード現金化サービスの利用の流れをみてみましょう。
- 現金化業者のサイトの申込フォームから申込みをする
- 折り返し、業者から電話があり、本人確認と申込み内容の確認がある
- 指定の方法でクレジットカード決済をする
- 決済が確認でき次第、自分の口座に現金が振込まれる
申込みから1時間程度で現金を振込みしてもらえます
即日現金化できるのは魅力的ですよね。
ただし、現金化サービスは手数料がかかり、実質換金率は70%〜80%程度です。
業者によっては60%台になることもあります。
1万円×18%÷365日×30日(1ヶ月:30日間借りた場合)=147円
どちらも翌月一括払いで返済する場合ですが、単純に考えて現金化では3千円の手数料がかかり、消費者金融なら147円の利息がかかるだけです。
無職の人で、他に現金の調達手段がない場合などもちろん、クレジットカードがあれば現金化業者に依頼して現金化することはできますから、利用を検討することはできます。
利用後は翌月以降、カード会社から請求がきて支払いがあることはお忘れなく!
一括払い以外にも、リボ払いや分割を選ぶことができます。
無職でもクレジットカードが作れるか?
クレジットカード現金化するには、まずクレジットカードが必要です。
クレジットカードは定職に就いているうちに作っておくのが理想的です。
なぜなら、カードを発行するとき、カード会社では「カードを発行する条件として収入の有無を審査する」からです。
カードの申し込み時に必ず記入する、
- 年齢
- 年収
- 職業
- 勤続年数
- 雇用形態
この辺りの項目を見て審査されます。
つまり無職の場合は、審査で落とされる可能性が高くなります。
無職でもクレジットカードを作るには?
実は、無職でもクレジットカードを作ることはできます。
クレジットカードには様々な種類があり、発行元のカード会社によって審査基準も違います。
これらを考慮して、カードの申込みをすることで無職でもカードが作りやすくなります。
- 金融系
- 消費者金融系
- 流通系
- 交通系
- ネット企業系
銀行などが発行するクレジットカード。審査は比較的厳しい。
アコムなど消費者金融が発行するクレジットカード。審査は緩めだが、低収入でも安定した収入があることが求められている。
スーパーやショッピングセンター、デパートが発行するクレジットカード。良く使うお店のクレジットカードを作ればポイントも良く貯まります。収入があり、利用実績に問題がなければたいてい発行してもらえるため、一番発行してもらいやすいカードです。
鉄道や航空など交通系の会社が発行するクレジットカード。乗るたびにポイントが付いたり航空系ならショッピングでもマイルが貯まります。
楽天やYahoo!、Amazonなどネット企業が発行するクレジットカード。それぞれもWebサービスを利用する際に様々な特典が受けられる魅力があります。
一番敷居が低いのは、流通系と呼ばれるお店の店頭などで加入できるクレジットカードです。
- セディナカード
- ライフカード
- イオンカード
- 楽天カード
- Yahoo!Japanカード
このようなカードは流通系と呼ばれ、多くの人に買い物などで利用してもらうことが目的なので発行されやすくなっています。
また、専業主婦なども対象にしているため、無職であることもある程度許容してもらうことができます。
次に良いのは、ネット企業系です、自社サービスへの囲い込み合戦が激しいので、ある程度敷居を低くしてでも、利用者を囲い込みたいという事情があります。
一方、銀行系列などの金融系クレジットカードは、発行のハードルが高くなります。
審査基準が高いカードやステータスの高いカードは発行してもらえない可能性が高く、申請して落ちた場合、信用情報に影響してして他のカードも通りづらくなります。
申請するカードを選ぶ際は、審査に通りやすいカードから選ぶようにしましょう。
無職でもクレジットカードの審査に通りやすい申請の仕方
前述でもお伝えしましたが、無職の場合、審査基準の支払い能力に引っかかってしまいます。
収入がなければ支払いができる状況にないと判断され、カードは発行してもらいにくいわけですが、以下の対処法によって発行されやすくなります。
- 家族カードにしてみる
- 派遣登録する
- なんでも良いから収入を得る
安定した収入の家族がいれば、その家族名義でカード申請します。
その家族としてカード申請するとほぼ審査は通り家族カードは発行してもらえます。
すでにクレジットカードを持っている家族がいれば、家族カードを申請してもらいましょう。
注意点としては、支払いは親カード、家族カード全てまとめて請求がいきますので、現金化に使った場合、何に使ったのかと聞かれることになります。
請求は一目で現金化と分かるような記載はされませんから、何に使ったのか聞かれたら上手な言い訳を考えておかなければなりません。
ただ、現金化業者では家族カードが使えないため、やるなら自分でやる現金化の方法しかありません。
無職だとカード審査は通りづらいため、派遣に登録することで職業欄に記載できます。
仕事を請け負っていなくても、登録してあれば派遣社員と記載することができるため、無職よりは有利です。
全く収入がないよりはあったほうがいいので、少しでも収入が得られればカード審査は通過しやすくなります。
メルカリやヤフオクなどで物を売って収入を得るというような方法でも良いため、まずは収入を作ることを考えましょう。
コツコツお小遣い程度でも、それを「自営業」と記載できます。
アフィリエイトやせどりなど何でもいいので、「事業」を営んでいれば自営業者ということができます。
それでも審査に落ちる場合は利用実績が問題
もし、何度も申し込みしているのに審査落ちしているなら落ちる理由があるはずです。
例えば、利用実績です。
過去に多重債務や自己破産などの金融事故を起こしている場合は審査は通りません。
または、クレジットカードに限らず、支払いの遅延や滞納など滞っている場合、携帯電話などの支払いの遅延など。
あとは多重申し込みなども審査落ちする原因です。
いくつものカードに一度に申し込みすると、返済が滞るリスクが高いとみなされて、審査に落ちる場合があります。
カードの申込みは一度に一枚で、審査に落ちてしまったら半年くらい開けてから、他のカードに申込みするのが基本です。
落ちたからといって次から次へと申込みしても、審査落ちした情報は共有されているので、状況は変わりません。
審査に自信のない人は、流通系など審査が緩めのカードを始めに選ぶようにしましょう。
また、クレジットカードの審査では、信用情報機関に登録された情報がチェックされますので、他での借入れやローンが多額の場合も発行してもらえません。
クレジットカード現金化をする際のデメリット
自分名義で利用可能なクレジットカードがあるなら、無職でも現金化利用は何ら問題ありません。
しかし忘れてはいけないのが、現金化したあとにクレジットカードの支払いが必ずやってくるとことです。
万が一、返済が遅延してしまうとカードが使えなくなりますし、今後新たにクレジットカードを作りづらくなってしまいます。
カードの利用停止は信用情報に影響します。
後で失業手当の支給がある、もしくは再就職の予定があるなど、見通しがはっきりしているときならいいですが、返済の見通しがないのにクレジットカード現金化を利用するのは自分を苦しめることになります。
クレジットカード現金化は手数料がかかる
前述でもお伝えした通り、クレジットカード現金化を利用すると手数料がかかります。
そして、クレジットカードの規約違反にもなります。
こうした理由から、クレジットカード現金化をしないようにという意見もあります。
それでも、クレジットカード現金化をするメリットはあるのでしょうか。
- 即日すぐ現金化が可能
- 信用情報機関に履歴が残らない
- 借金をしていると思われたくない
借入れするにはどうしても審査が必要になります。
そして、その審査には時間もかかり、審査落ちすることも考えられます。
それに引き替え、クレジットカード現金化は審査がなく、本人確認だけでお金を受け取ることができます。
お持ちのクレジットカードが本人のものであるかどうか確認するだけです。
午前中のうちに申し込みし、本人確認ができれば当日中に自分の口座に送金してもらうことができます。
普通の借入れでは難しいですよね。
このように急ぎで現金が必要な場合に頼ることができる利点があります。
借入れやローン、クレジットカードのキャッシングなどを利用する場合には、信用情報機関に利用履歴が登録されます。
この人は借入れやローンをしている、返済をきちんとしている、または返済が滞っているなど自分の金融情報が全てこの信用情報機関に登録されます。
その情報に傷がつくような行為をすれば、今後借入れやローンを組むこともできなくなる可能性が出てきます。
しかし、クレジットカード現金化はというと、ショッピング枠を使って買い物をするだけなので、利用しても信用情報機関には登録されません。
支払いがきちんとできればクレジットカード現金化自体、信用情報に響くことはありません。
信用情報に記録を残したくない人、ブラックで他の借入れができない人や信用情報に記録が残せない人、などでもクレジットカード現金化ならお金の工面が可能です。
借金をするのが嫌という理由で、クレジットカード現金化を利用する人もいます。
お金が必要な場合、借金に頼るしかありませんが、クレジットカード現金化は信用情報機関とは無関係なので、借金と捉えづらいということもあります。
実際にショッピング枠を使うため、返済もカード会社にいつもどおりの支払いをするだけです。
クレジットカードの現金化を利用するには、メリットとデメリットがありますので、いずれにしても理解した上で利用することをおすすめします。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
ウェブ申し込みをすれば、振り込みまで一箇所で手続きが完結するし、 換金率もよく、土日夜間でも即日入金してくれます。
自分でやるのに比べてでカード会社バレなどのリスクも軽減しますのでカードの停止が心配な人にも最適です。