お中元やお歳暮、香典返しなどでお米券を受け取った事がある人は多いのではないでしょうか。
金券類の中でも最も親しみのあるお米券ですが、せっかく受け取っても使い道が分からないという人もいるでしょう。
または親しみのある金券だから、クレジットカード現金化に使えるのではないかとの考えを持つ人もいるのではないでしょうか。
ここではそんなお米券のクレジットカードでの購入方法や現金化方法を中心に解説していきます。
お米券とは
まず、お米券とはどういったものなのかを見ていきましょう。
お米券は名前のとおりお米を購入する為の商品券です。
ギフトとしても重宝されるお米は重さがあり持ち運びに不便ですが、その代わりに商品券を贈れば重さもなく先方にも負担がかかりません。
商品券の贈り物は味気ないとの意見もありますが、近年ではギフトカタログや金券類の贈り物も一般的になりました。
お米券には有効期限もないため、必要な時に必要な分だけお米が購入できます。
表に「1kg」の表示があり、1枚あたり1kg相当のお米が購入できるとなっています。
ただしお米は銘柄によっても価格が大きく異なりますので、お米券1枚あたり440円と基準が決められています。
ちなみに2017年10月9日以前に発行されていたものは、額面540円でした。
お釣りが出るか出ないかという点は、お店によって判断が異なるようです。
お米券の種類
1種類だと思われがちですが、実はお米券にも種類があります。
・全国共通おこめギフト券:全国農業協同組合連合会(JA)発行
・全国共通お米券:全国米穀販売事業者共済協同組合(全米販)
つまり、発行元が異なるという事です。
しかし1枚あたりの価値はそれぞれ440円で同じです。
使える店にもあまり違いはないため、利用者としては特に差を感じる事はないでしょう。
お米券の買取相場
大手金券ショップのお米券買取価格をチェックしてみましたが、おこめギフト券とお米券では買取価格に差はないようです。
ただし、現行の440円券と旧540券では買取価格が異なっています。
440円は420円、540円は520円とそれぞれ20円引きです。
パーセンテージだとやや現行の440円の方が損失が大きいですね。
いずれにしても90%以上の高還元率なので、現金がピンチの時にお米券を売れば非常に重宝するでしょう。
・オークションサイトでの販売価格
例え20円の差額でも惜しいという人は、オークションサイトに出品するという方法もあります。
しかし、オークションサイトでは必ずしも入札があるとは限りません。
440円のお米券を440円で出品したとしても、その価格で購入する人もなかなかいないでしょう。
自分が購入する側の立場になって考えてみると、分かるはずです。
運よく金券ショップの買取額より高く売れる事もありますが、オークションサイトの手数料や送料もある為、かなりまとまった額面のお米券が無い限り、金券ショップで買い取ってもらった方が無難でしょう。
販売箇所、クレジットカードでの購入は?
お米券を購入するには、ネット購入か販売店で直接購入するかのどちらかになります。
お米券は全米販の公式サイトで購入できますが、JA発行のおこめギフトは公式サイトでもネット販売しておらず、販売店での購入になるでしょう。
スーパーやデパート、お米屋さんでも取り扱っている事が多いです。
他にはオークションサイト、金券ショップでも購入できます。
気を付けて欲しいのが、お米券1枚の販売価格は500円という点です。
実際使う時には440円の価値なのですが、その差額はお米券の流通経費になっているようです。
オークションやフリマアプリでもクレジットカードで金券は購入できませんし、金券ショップでも不可です。
公式サイトのネット販売であれば、クレジットカード購入可能です。
1回の注文で200枚まで、クレジット決済は1回払いのみです。
基本的に店舗販売ではクレジットカードでお米券を購入できませんが、百貨店ではクレジットカードで購入できる事もあります。
ただしこちらも1回払いのみとなっています。
お米券は以外と使い道が多い!
お米券は基本的にお米を購入する為のギフト券なので、あまり使い道がないと思っている人も多いでしょう。
しかし、実はお米以外の支払いにも使える事は多いのです。
例えばマツモトキヨシやドンキホーテではお米以外の買い物の支払いに使えます。
他でも「お米券で支払えます」と張り紙されている店は意外に多いので、注意して見てみるといいでしょう。
お米券を使ったクレジットカード現金化まとめ
もしクレジットカード現金化を目的としてお米券を購入するなら、全米販の公式サイトか百貨店でカード決済するのがいいでしょう。
しかし、現金化目的でお米券をカード購入する場合にはいくつか注意点があります。
まず、販売価格は500円なのに、使う時には440円の価値しかないという点です。
高還元率の金券ショップであっても買取額はせいぜい420円ですから、1枚あたり80円の損失が発生してしまいます。
オークションサイトで売ろうとしても、額面の440円以上の価格に設定するのは難しいでしょう。
そしてクレジットカード購入が可能でも、1回払いしか設定できません。
ネット購入の上限200枚だと10万円ですが、支払日に一括で10万円返済しなくてはなりませんので、支払計画には注意が必要です。
どうしても他に手段がない時には仕方がないと思いますが、カード現金化する方法としてもあまり割がいい方法ではありません。
お米券は使い道も多い為、もらった時には無理して現金化するのではなく普通に買い物に使用した方がお得でしょう。