クレジットカード現金化を利用した後の代金はカード会社へ支払います。
支払い方法は、通常のクレジットカードを利用した場合と同じなので、分割払いも可能です。
ただし、クレジットカード現金化の場合は一括払いで支払って、あとから分割払いに変更するという手続きが必要になります。
クレジットカード現金化で使える分割払いの設定や手続きについて、分割払いでカード現金化する場合の手数料についてなど解説していきます。
「あとから分割」を使ってクレジットカードを現金化する
業者を使ってクレジットカード現金化をした場合、支払いの際には一括払いしか選べない場合がほとんどです。
そのような場合でも、一旦一括にしておき、あとでカード会社に連絡して分割に切り替えることが可能です。
あとから分割に切り替える場合、現金化利用後、2日〜3日経ってからカード会社に申し出るようにしましょう。
通常のショッピングも同じですが、お店で決済してからカード会社にその決済データが届くまでタイムラグが生じます。
カード会社の明細に反映されてからじゃないと分割することができません。
逆に切り替えの申込みの期限は、多くのカード会社で引き落とし日の1週間前までです。
また、引き落とし金融機関によっても切り替えの期限が決まっていて、この期限までに申請をしなければ一括払いで引き落としがかかってしまいます。
その前に分割の手続きが済んでいるようにしましょう。
あとから分割への切り替え手順
「あとから分割」は、クレジットカードの支払いごとに、分割払いへ変更できます。
「あとから分割」への切り替え申請は、以下の手順でできます。
- マイページにログインする
- メニューから支払い方法を変更を選択する
- 分割に変更したい支払い日を選択する
- 支払い内容から分割払いを選び、選択する
- 分割払いに変更する明細を選択する
- 分割回数を選択する
- 確認画面へ進む
- 変更した内容を確認する
- 完了
現金化で決済をした2〜3日後にやる。マイページには各カード会社のHPからログインできる。
利用明細から現金化したときの決済履歴を見つけて手続きする。
カード会社にマイページの登録をしていない場合は新規で登録が必要です。
マイページでは、支払い方法の変更だけでなく、利用明細の確認や、登録情報の変更のて手続きもできます。
また、分割への変更申し込みはカード裏面に記載されているカード会社の電話番号も受付けしています。WEB、電話の好きなほうを選んで手続きをしましょう。
分割払いができないこともある
一般的にクレジットカードは「一括払い、分割払い、リボ払い」に対応していますが、様々な理由から分割払いができないことがあります。
例えば、以下のような場合は分割払いができません。
- カードに分割払いの機能がついていない
- お店側が分割払いに対応していない(一括払いのみ)
- カードの利用限度額いっぱいまで使っている
- 延滞などが理由でカード会社から処分を受けていて分割払いの利用が停止されている
現金化をしたあとに分割に変更するつもりだったとしても、分割にできなければ焦ってしまいますね。
事前に自分のカードが分割払いできるかどうか確認しておくことも必要です。
アメックスやダイナースなどステータス性の高いカードは分割に対応していないこともあります。
また、分割払いでも2回までと決まっているカードもあるので、事前に自分のカードの内容を確認しておきましょう。
分割払いがダメでも、「あとからリボ」なら利用できる場合もあります。
支払い方法を調べてから利用するようにしましょう。
カードの支払いを先延ばしにできる「スキップ払い」
カード会社によっては、「ボーナス一括払い」や「ショッピングスキップ払い」など支払いを先延ばしにできるサービスもあります。
JCBカードでは支払い月を最長6ヵ月先まで先延ばしが可能です。
分割払いができない人や賞与などでまとまったお金が入る予定があるなら、そこまで支払いを先送りにできます。
これは決済後にあとから変更することができるので、支払いがきついなと思った時に使えます。
現金化利用を含めて使い過ぎてしまった月は、無理せずスキップ払いなどサービスの利用を検討しましょう。
スキップ払いの変更締切日は、だいたい支払い日(引き落とし日)の1週間前までです。
ただし、延ばしした分だけ手数料がかかり、利用上限もあるので内容を確認して利用するようにしましょう。
分割払いは手数料がかかる
クレジットカードの支払いを分割払いにすると、手数料が発生します。
分割払いの支払い回数は、3・5・6・10・12・15・18・20・24・36回の中から選べますが、手数料は支払い回数によって変わって、支払い回数が多くなるほど手数料も高くなります。
分割払いした場合の手数料の具体例をみてみましょう。
上表に基づく手数料計算→100,000円×7.00%=7,000円
毎月のお支払い額(分割支払金)の目安→(100,000円+7,000円)÷10回=10,700円
実際の支払総額→10,518円(初回)+10,700円×8(第2~9回)+10,699円(最終回)=106,817円
この場合、10万円の買い物に対して最終的に6,817円の手数料がかかっていることがわかります。
分割払いの手数料は回数が少ないほど低くおさえることができますので、分割回数を選ぶ際は、月々の返済に無理がない範囲で分割回数を少なくすることがポイントです。
分割払いの支払いが出来ないとどうなる?
もし、分割払いの支払いを遅延してしまうと損害金が発生します。
(1)分割支払金の支払いを遅延した場合は、分割支払金のうち支払元金に対し約定支払日の翌日から完済に至るまで年14.60%(※2)を乗じた金額。ただし、当該遅延損害金はショッピング分割払い残元金に対し法定利率を乗じた額を超えない金額。
(2)分割支払金合計額の残額の期限の利益を喪失した場合は<(1)の場合を除く>、ショッピング分割払い残元金に対し期限の利益を喪失した日の翌日から完済に至るまで法定利率を乗じた金額。
このように、余計な支払いが増えることになるので、無理せず毎月必ず支払える額に留めておきましょう。
また、「一括払い」以外に、「二回払い」でも手数料無料になるので、そうした支払い方法で対応できないか確認してから利用しましょう。
分割払いと現金化で二重の手数料がかかる?
クレジットカード現金化で分割払いを使う場合は、分割払いの手数料と現金化の手数料両方がかかります。
どのくらい手数料がかかるのか例をだして計算してみましょう。
10万円現金化した場合:
後日、カード会社から請求がきますが、これを10回の分割払いにした場合、例えばJCBカードならトータルで106,817円を支払うことになります。
70,000円 ÷ 106,817円 × 100 = 65.5%
もし現金化業者で7万円の受取りって、分割払いでカード会社に返済するなら、最終的な換金率は約65.5%となります。
現金化の利用で20%〜30%の手数料がかかり、さらに分割払いを選ぶことで5%の手数料がかかります。
手数料率は、使う現金化業者やカード会社によっても異なりますが、分割払いで現金化をする場合、コストとして見合っているかを把握してから利用するようにしましょう。
また、クレジットカード現金化業者の設定する換金率は=手数料なので、できるだけ換金率の良い(高い)サービスを利用することが重要になります。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
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自分でやるのに比べてでカード会社バレなどのリスクも軽減しますのでカードの停止が心配な人にも最適です。