クレジットカード現金化で使えるのは、原則、本人名義のクレジットカードのみです。
業者を使った現金化をする場合も、本人確認のため身分証の提出が求められますし、振込先の口座もカード名義と一緒でなくては利用できません。
「他人名義のカードを出して現金化をさせてくれ」といっても断られるでしょう。
ただし、自分でやる現金化の場合は別です。
信販系ギフト券を使って他人名義のカードを現金化する方法
例えば、クレジットカードでギフト券を買って、金券ショップへ売却して現金化させる方法があります。
カード会社が発行する信販系のギフト券(JCBギフトカードやVJAギフトカードなど)は、ネットからも購入できます。
ただし、これら信販系ギフト券のインターネット購入には、3Dセキュア(本人認証サービス)の確認がありますので、別途、3Dセキュア用のパスワードを知っている必要があります。
ギフト券は郵送で届きますが、贈り先は自分の宛にして送ることが可能です。
カード名義と受取人が違くなるので気になるかもしれませんが、ギフト券は元々他人にプレゼントするものなので、購入者と送り先が別になっても不自然ではありません。
届いたギフト券を金券ショップで売却すれば現金化完了です。
ギフト券を売却する際、身分証明書が必要ですが、それは自分のものを出します。
紙のギフト券はどこでどうやって購入したかわかりませんし、売却した後、それがどこで誰に使われたかもわかりません。
他人名義で購入した金券かどうか、金券ショップ側で確認するすべはありません。仮にそれが分かったとしても、「頂いたもの」と言えばそれ以上の詮索はしようがありません。
Amazonギフト券を使って他人名義のクレジットカードを現金化する方法
また、Amazonギフト券を使えばもっと簡単かつ早く現金化することができます。
Amazonギフト券は、Amazonでクレジットカード購入可能で、電子ギフト券買取りサイトで現金化が可能です。
Amazonのアカウントは名前とメールアドレスがあれば無料で作ることができますし、身分証による本人確認の手続きなどはありません。
Amazonのアカウントは、名前をクレジットカードの名義と同じ名前にして、メールアドレスは自分のものを入力して作ります。
Amazonは、3Dセキュア(本人認証サービス)の確認は不要でクレジットカード登録が可能です。
支払い方法のメニューからクレジットカードを登録すれば、他人名義のクレジットカードでもAmazonギフト券の購入ができます。
購入するときは、EメールタイプのAmazonギフト券を選んで、送り先として自分のメールアドレスを入力すれば、ギフト券番号が自分のところに届きます。
届いたAmazonギフト券のギフト券番号を電子ギフト券の買取りサイトへ送って買い取ってもらって、代金を自分の口座に振り込んでもらえば現金化完了です。
買取の申し込みのときは身分証や口座が必要になりますが、自分の名義のものを使います。買取のときにAmazonギフト券購入時のカード名義が問題になることはありません。
紙のギフト券同様、電子ギフト券もプレゼントすることが目的なので、もらったものを売りに来たとすれば何ら不自然な点はありません。
もちろん、買取サイトでそんなことを聞かれることはまずありませんが。。
他人名義のカードを使っても本人にバレないの?
これらの事例は、あくまで購入時・売却時に「お店に対してバレない」というだけで、カード名義人本人にバレないということではありません。
他人名義のカードを使って現金化した場合、どのようにしてバレるのか見ていきましょう。
カードの利用明細からバレる
まず一つに、カードの利用明細があります。
クレジットカードの利用履歴は利用明細としてカード名義本人のもとに届きます。
紙の利用明細にしている場合は、毎月1回封書で、電子明細にしている場合は、カード会社のウェブサイトやアプリから随時確認することができます。
カードが使われたらメールで通知するサービスもあるので、見に覚えのないカードの利用は直ぐに本人が気づくでしょう。
もっとも、メール通知は設定しておらず、なにかなければわざわざ明細をチェックしないという人も多いので、100%バレるというわけではありませんが、高額な利用であれば気づかれるのは時間の問題です。
通報されてバレるケースも?
次に、カード会社からの通報が入るケースです。
クレジットカードは、カードの不正利用を防止する観点から、カード決済を監視していて、高額な決済や換金性の高い商品(金券など)の購入があると、カード名義本人に確認の連絡が入ります。
「インターネットでギフト券○万円分のカード購入があったのですが、ご本人の決済で間違いありませんか?」
という感じです。
そうなれば当然、カードが不正利用されたと判断されて、カード決済も無効化されますし、ギフト券も届きません。
最悪、警察沙汰になれば、ギフト券の購入履歴から不正購入したこともバレてしまいます。
カードが利用停止されてバレる
カード会社に通報されるケースに近いですが、通報と同時もしくはそれに先立って、カードが利用停止になるケースもあります。
カード会社は、クレジットカード現金化に対して警戒を強めていて、換金性の高い商品の購入があった場合、無条件でカードを利用停止させることがあります。
クレジットカードが使えなくなって、支払いが出来ないことに気が付き、カードが止められていることが発覚します。
カードの利用停止は、カード会社へ連絡して解除してもらえることもありますが、カード会社によっては、そのまま退会を余儀なくされて、さらに他のカードにも波及して新たなカードが作れなくなるケースもあります。
夫のクレジットカードを妻が勝手に使うのは?
クレジットカードは、どのカード会社でも、利用規約で「本人以外の利用を禁止」しています。
第2条 (カードの貸与およびカードの管理) 3:
また、カードは、会員本人以外は使用できないものです。会員は、他人に対し、カードを貸与、預託、譲渡もしくは担保提供すること、またはカード情報を預託しもしくは使用させることを一切してはなりません。
JCBカード会員規約より抜粋
家族であっても、名義人以外がクレジットカードを使うことは認められていません。
クレジットカードには、第三者によってカードを不正利用された場合、損失をカード会社が保障する制度がありますが、もし、家族間でカードを共有するなど規約に違反する行為があれば、そうした保障も受けられなくなってしまいます。
もし、家族間でカードを共有する場合は、家族カードを発行することが推奨されています。
家族カードでクレジットカード現金化はできる?
ここまで他人名義(家族名義)のカードで現金化する注意点について解説してきました。
では、家族カードを使った現金化についてはどうでしょう。
家族カードと家族名義のカードの違い?
家族カードは、クレジットカード契約者の家族に対して発行できるカードで、カード番号や名義は家族それぞれのものになりますが、請求はカード契約者(本会員)のところへ行きます。
ちなみに、
「家族名義のカード」 と 「家族カード」
は別物です。
「家族名義のカードを使う」というと、例えば、夫のカードを妻が使うとか、親のカードを子供が使うといった状況を指します。
つまり、
「家族名義のカード」 = 「他人名義のカード」
です。
一方、「家族カード」は、請求はまとめて来るものの、カード自体はそれぞれ別物で、カード名義も家族それぞれのものが記載されていて、一見して自分名義のカードと違いはありません。
家族カードで現金化をするには?
家族カードには、自分自身の名義が記載されていますし、カード番号も本契約者のものとは別物です。
現金化業者では、家族カードの利用を制限している場合がほとんどですが、自分で金券などを買って現金化することは可能です。
やり方は、上述の方法と同様です。
信販系ギフト券を使って他人名義のカードを現金化する方法
Amazonギフト券を使って他人名義のクレジットカードを現金化する方法
ただし、忘れては行けないのは、請求はカード本契約者の元に届くということです。
ギフト券などを買う場合は、家族カード利用の許容範囲であることを確認しておきましょう。
また、本人名義、他人名義に関わらず、クレジットカードで高額な金券の購入をする場合、カード利用停止のリスクがつきまといますのでご注意ください。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
ウェブ申し込みをすれば、振り込みまで一箇所で手続きが完結するし、 換金率もよく、土日夜間でも即日入金してくれます。
自分でやるのに比べてでカード会社バレなどのリスクも軽減しますのでカードの停止が心配な人にも最適です。