クレジットカードを作成するときや現金化など、クレジットカードにまつわる情報の中でよく「クレジットカードヒストリー(クレヒス)」という言葉を耳にする機会があります。
クレジットカードヒストリー(クレヒス)とは、一体何を意味するのでしょうか。
- クレジットカードヒストリー(クレヒス)とは何か
- クレジットカードヒストリー(クレヒス)の良し悪し
- クレジットカードヒストリー(クレヒス)の確認方法
クレジットカードの申し込みや現金化で知っておきたいクレジットカードヒストリー(クレヒス)の基礎知識を優しく解説します。
クレジットカードヒストリー(クレヒス)の概要
「クレジットカードヒストリー」とは、「クレジットカードの使用歴」のことです。クレジットカードヒストリーを短縮して「クレヒス」と呼んだり、「利用歴」「信用歴」と呼ばれたりすることもあります。
クレジットカードを発行すると、そのクレカを使って決済などを行うはずです。決済利用額は、引き落とし日にまとめて口座から引き落としが行われます。
どのような決済を行ったか。引き落とし日にきちんと引き落としがされたか。以上のような情報が、クレジットカードヒストリー(クレヒス)として記録されます。クレヒスは主に信用情報機関が管理します。
クレヒスの役割とは?
クレジットカードヒストリー(クレヒス)は個人のお金にまつわるサービス利用や契約事情をチェックする履歴書のような役割を持っています。
会社が新しく社員を採用するときは、履歴書を人となりを判断するときの材料のひとつにしますね。クレジットカードの発行などのお金にまつわるサービスの契約申し込みがあったとき、申込を受けた会社はクレジットカードヒストリー(クレヒス)を契約締結の判断材料のひとつにするのです。
クレヒスはどのような時に使われるのか
クレジットカードヒストリー(クレヒス)は、お金にまつわるサービスの申し込みの際に使われます。クレヒスが使われるのは、以下のような場面です。
- クレジットカードの発行審査
- ローンやキャッシング
- クレカの増枠申請など各種手続き
たとえば、Aさんが、愛用しているクレジットカードの他にもう1枚クレジットカードを作ろうと考えました。Aさんは気発行済みのクレジットカード発行会社と異なる会社に、新規発行の申し込みをしました。
申し込みを受けた会社は、審査に際してAさんの「お金についての態度」を知りたいと考えました。
クレジットカード会社などの金融系企業によって、申込者のお金の対するスタンスは重要です。お金にだらしない人の場合、クレジットカード決済分を引き落とし日に引き落としできない、要するに立て替え分を回収できないリスクが高いと考えられます。
対して、しっかり者の場合は、引き落とし日に引き落としできないリスクは低く、クレジットカード会社も安心してカード発行が可能です。
クレジットカード会社は、お金への態度をクレジットカードヒストリー(クレヒス)を確認して見極めようとします。
クレジットカードヒストリー(クレヒス)は契約や支払い(滞納など)の、クレジットカードの歴史そのものです。クレジットカード会社はAさんのお金の履歴書的な存在であるクレジットカードヒストリー(クレヒス)をチェックします。
クレジットカードヒストリー(クレヒス)の良し悪し
クレジットカードヒストリー(クレヒス)はお金にまつわる履歴書のような役割を果たします。内容が良いと、審査パスなどの良い結果に繋がりやすくなるのです。内容が悪いと、審査落ちなどの悪い結果に繋がりやすくなります。
悪いクレヒスとは?
事故情報が記録されていると、一般的に悪いクレヒスと判断されます。事故情報とは、以下のような記録のことです。
- 支払いの遅延(延滞)
- 返済の滞納
- 携帯端末の分割払いの支払い遅延
- 代位弁済
- 過剰な借り入れや借り入れの申し込み
クレジットカードの支払いが遅れたり、キャッシングの返済を滞納したりするなど、延滞・遅延は事故情報の最たるものです。
携帯端末については、電話料金と合算請求されるため電話料金とよく混同してしまいます。端末の料金の遅延などはクレヒスに悪い情報として記録される可能性があるため、注意が必要です。
「返済能力が乏しい(お金の借り入れや返済困難が読み取れる)」クレヒスや、「お金の支払いをしっかりしていない(支払いの遅れなど)」が読み取れるのが悪いクレヒスになります。
良いクレヒスとは?
良いクレヒスとは、事故情報(延滞記録など)のないクレヒスのことです。毎月しっかりと口座引き落とし日に引き落としされている、クレジットカード会社との良い関係性が記録上分かるのが良いクレヒスになります。
なお、クレヒス自体が存在しない場合は、注意が必要です。クレヒスが存在しないケースとは、クレジットカードを発行していないケースになります。要するに、利用歴が真っ白(スーパーホワイト)という状態です。
クレヒスが真っ白な場合、事故情報も読み取れないわけですから、良いクレヒスだと思うかもしれません。それは、勘違いです。真っ白ということは、良いクレヒスも読み取れないということ。お金に関するサービスの履歴書がない状態なので、良いクレヒスではなく、どちらかというと悪いクレヒスだと判断される可能性もあります。
20歳くらいの若者は、クレジットカードを作成した経験がないことも多いはずです。真っ白が必ずしも悪印象というわけでもありません。判断がわかれるところです。
良いクレジットヒストリーの作り方は?
事故情報が記録されないよう、延滞や滞納はしないことが重要です。また、返済能力に疑問を持たれることを回避するためにも、過剰な借り入れなどを行わないことも大切になります。
クレジットカードを利用することも重要です。クレヒスは利用履歴ですから、利用しなければ良い履歴も存在しません。
良いクレジットヒストリーの作り方は、滞納などをせずしっかりと期日に利用料を支払うこと。そして、事故情報の記録を回避し、良い利用歴を積み上げることです。
悪いクレヒスは抹消できないの?
延滞などの事故情報が一度記録されてしまうと、悪いクレヒスの状態が一生涯つきまとうのかと、不安に思うのではないでしょうか。
信用情報機関のクレヒスに記録された事故情報は、一定期間で抹消されるというルールがあります。
抹消される期間は、事故情報の種類により異なるため一概には言えませんが、おおむね5~10年です。信用情報機関の自分のクレヒス(信用情報)を取得することもできるため、心配な場合は取得してみるといいでしょう。
クレジットカードヒストリー(クレヒス)の確認方法
信用情報機関で管理されている自分のクレヒスは確認可能です。信用情報機関に申請すると、クレヒスを取得できます。取得した情報をチェックすれば、自分のクレヒスがどうなっているか確認できるのです。
情報開示の手続きは、大きく3つ。ネットで手続きをする方法と郵送による方法、信用情報機関に直接足を運ぶ方法です。信用情報を管理している機関には、KSC、JICC、CICなどがあり、機関によって方法に差がある点に注意が必要です。
たとえばCICの場合は、パソコンやスマートフォンからの開示手続きや、郵送による開示手続き。窓口に足を運んでの開示手続きに対応しています。
クレカとのお付き合いがクレジットヒストリーになる
クレジットヒストリー(クレヒス)とは、クレジットカードの利用歴のこと。いわば、クレジットカードやカード会社とのお付き合いの歴史です。クレヒスは信用情報機関に記録され、お金に関するサービスを申し込んだときなどに、履歴書のように利用されます。
良いクレヒスを積み上げるためにも、普段からクレジットヒストリー(クレヒス)のことを頭の片隅に置いておきたいですね。
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