個人間の出世払いを除いて、借金というのは必ず返す約束をします。
しかし、お金が足りないから借りるのですから、約束通り返せない事もあります。
クレジットカード現金化する人もかなり困窮してから行きついていると思われます。
もし借金が返せなくなったら、どうしたらいいのでしょうか。
そんな人の為に自己破産という手段があります。
債務整理と自己破産
借金返済に苦しむ人の救済措置として、債務整理という手段があります。
債権者との話し合いで金利をゼロにしたり、裁判所が介入して大幅に借金を減らしたりする方法など様々です。
そんな債務整理の中でも最終手段なのが、自己破産です。
自己破産は全ての債務の返済義務がなくなり、人生をやり直す事ができる制度です。
自己破産のメリット・デメリット
自己破産は多額の借金をゼロにする事ができるメリットがあります。
これまで返済に苦しんでいた人は、その重圧から逃れる事ができます。
しかし、いい事ばかりではありません。
自己破産をすると、破産者として官報に名前が掲載されます。
官報は一般の人は見る事のないものですが、金融機関や役所など一部の職業の人たちにその情報が知られる事となります。
自己破産手続き中は一部の職業で資格制限がある為、仕事に支障をきたす人もいるでしょう。
そして自己破産に限らず、債務整理をすると必ず信用情報機関にその情報が登録されてしまうのです。
信用情報に破産した事が登録されたら、いわゆるブラックリストと呼ばれどこの金融機関からも一切お金を借りられなくなります。
そんなデメリットと比較しても、多額の借金返済の重圧から逃れられるメリットは大きいと言えます。
カード現金化利用者は破産予備軍?
今の金利とは異なり、一昔前の消費者金融の金利はとんでもないほど高かったです。
バブルがはじけた後、無人契約機の手軽さもあり多くの人が消費者金融の高金利キャッシングを利用しました。
その金利はおよそ29.2%でした。
以前は利息制限法と出資法という2つの法律で金利が設定されていました。
利息制限法の金利は超えるけど出資法の金利は超えていない、これがグレーゾーン金利です。
合法に営業している消費者金融会社でも、このグレーゾーンな高金利を振り回しお金を貸しまくっていたのです。
でも高金利ですから、利用者は返済があっという間に苦しくなりました。
このような人たちを救済するべく、貸金業法は改正されたのです。
グレーゾーン金利は撤廃され、総量規制という収入の3分の1までしか借りられないルールが施行されたのです。
総量規制は利用者を多重債務から救う為の措置で、実際に消費者金融のキャッシング利用者は徐々に減っていきました。
しかし、総量規制にかかってもお金に困っている人はどうしても借りたくなります。
そこで注目されたのが、総量規制外の借金なのです。
貸金業法は消費者金融などのノンバンクを規制する為の法律ですから、銀行カードローンは対象外です。
銀行のカードローンを利用する人が増えました。
そして、クレジットカードのショッピング枠も総量規制の対象外です。
すでにいっぱい借金をして現金を借りられない人でも、クレジットカードのショッピング枠に余裕があればカード現金化サービスを利用し、現金を得る事ができるのです。
しかし、カード現金化で急場はしのげても、すぐに金銭的な状況が改善するとは思えません。
現金化を利用した人たちは残念ながらすぐにまた金銭的に困窮し、借金がどうやっても返せない状態になって自己破産へと行き着くことが多いのです。
カード現金化した事がある人は注意?
最後の手段であったカード現金化でも解決できなければ、自己破産して人生やり直せばいいと思っているでしょう。
自己破産をすればこれまで苦しめられてきた借金がゼロになるのですから。
でも、もしカード現金化をしたことがある人なら、安易に自己破産を捉えない方がいいのです。
自己破産は申請すれば必ず認められるものではありません。
借金の原因が免責不許可事由というものに引っかかってしまえば、破産が認められないかもしれないのです。
自己破産を認めるかどうかは、裁判所の判断次第です。
免責不許可事由には主にギャンブルや浪費などが挙げられます。
最初から破産するつもりで借金を重ねたなんて行為ももちろん認められません。
カード現金化はカードの利用規約違反でもありますし、免責不許可事由に引っかかってしまう可能性は十分にあります。
自己破産は最後のチャンスと考えよう
カード現金化行為のせいで自己破産ができないかもしれないと述べましたが、実際には破産が認められるケースがほとんどです。
ギャンブルや浪費が借金の原因であっても、反省文によりこれからの計画的な生活が約束できる、その気持ちが認められれば裁判所も破産を認めてくれる事が多いのです。
自己破産はそのほとんどが弁護士や司法書士などの専門家の手を借りて手続気をする為、よほどの出来の悪い人に当たらない限り破産が認められる可能性は高いです。
自己破産は特に何度までと回数の制限はありません。
一生のうちに2回自己破産をした人もいます。
でも1回チャンスを得たのにまた借金の返済ができず2回目の自己破産申請となれば、裁判所もそう甘い顔をしてくれなくなります。
破産後に浪費をしまくりカード現金化に手を出していれば、免責されないでしょう。
自己破産は人生最後のチャンスを考え、破産後は安易なカード現金化はしないようにしましょう。
簡単で速くクレジットカードを現金化するには?
クレジットカードの現金化は急なお金の工面に便利ですが、やり方によっては手間や時間が掛かり面倒です。
最も簡単かつスピーディに現金化をするなら現金化サイトの利用がおすすめです。
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