僕は、元々自営業をしていたのですが、不景気の煽りもあって運転資金が底をついてしまいました。
なんとか立て直そうと消費者金融やクレジットカードで借金をしたのですが、一度傾いた事業を回復させることは簡単ではありませんでした。
気づいたら借りていた資金も底をついて、返済もどうにもならない状態になっていました。
その後、収入もなくなってしまったのですが、知り合いの会社で働かさてもらったりして、なんとか生活を立て直しました。
しかし、当時の借金はそのまま残っている状態でした。
この借金をどうにかしようということで、色々調べたのですが、そこで時効援用という方法で借金を消せることがわかりました。
しかも、自分で手続したので費用は3000円位で済みましたし、信用情報もきれいにすることが出来ました。
今回は、この時効援用によって、僕が借金をチャラにした方法をご紹介したいと思います。
時効援用が使える条件は?
まず、時効の援用を使える条件について整理していきましょう。
この条件に当てはまれば、時効の援用が適用することで、借金が時効消滅、つまりチャラになります。
注意してほしいのは、この間に1円でも返済をしていると、時効が伸びてしまいます。
そして、肝心なのは、勝手に時効になるわけではなく、手続きをすることで時効が成立するということです。
時効が成立するとどうなるの?
時効が成立すれば、借金は消滅します。
今後、請求が来ることもなく、返済をする義務も一切なくなります。
しかも、JICC、CICなどの信用情報も消すことができます。
信用情報機関は、JICCが最短で2週間から1か月で削除、CICは1か月または5年で削除されます。
自分で手続することはできる?
時効援用の手続きは、弁護士や行政書士に依頼することも可能ですが、自分でやることもできます。
弁護士に依頼すると、安くても5万円くらいかかります。
自分で手続をすれば、3000円位で出来ます。
やり方を具体的に見ていきましょう。
信用情報から返済状況を調べる
まず、信用情報機関で自分の借入の登録を調べます。
信用情報機関には、JICCとCICがあり、消費者金融やクレジットカードの信販会社、債権回収会社などすべての情報がこのいずれかに記載されています。
開示請求は、インターネットからでもすることができます。
信用情報の開示請求については以下のサイトをご確認ください。
開示請求の手数料はともに1000円です。
CIC インターネットによる開示請求 (手数料1000円)
JICC スマートフォンによる開示申込手続き (手数料1000円)
ここで、どこで、いつ、いくら借りて、最後にいつ返済をしたかを調べます。
・債権者(もしくは債権回収会社)
・借りた時期
・借りた金額
・最後にいつ返済したか
最後に返済してから5年が経過していて、かつ訴えられてなければ、時効援用の手続きが可能です。
消滅時効援用通知書を内容証明で送る
そして、次の手順は、以下の消滅時効援用通知書を内容証明で通知するというものです。
消滅時効援用通知書
前略、私こと○○○○(生年月日 昭和○○年○○月○○日 生)が、貴社から借用した金銭は、消滅時効の5年以上が経過しているので時効を主張します。
万一、債務名義等の時効の中断事由がある場合はお知らせください。
本書面受領後、遅滞なく信用情報センターに対して事故情報の抹消など適正な情報登録を行なってください。
当方は、貴社に対してお支払いをすべきものはありませんので、その旨通知します。
契約証書原本については、当方宛てに返却願います。
また、上記時効の援用により、債務は存在しないこととなりますので、貴社には民法第144条(時効の効力)に基づき、直ちに原債権者を通じ信用情報機関に対し、当方の信用情報の削除申請を行ない、確実に削除されたことをご報告いただきたく、本書をもって要請します。
令和○○年○○月○○日
(通告人)
住所 自分の住所
自分の名前
(被通告人)
住所 ○○○○○○○○○○○○
株式会社 ○○○○
代表取締役 ○○○○殿
通知書とか、内容証明とかっていうと難しそうに感じますが、このテンプレそのままで大丈夫です。
内容証明は、法的な書類などを送ったとき、相手がちゃんと受け取ったことを証明してくれるサービスです。
郵便局でも手続きできますが、インターネットから送ることができます。
これを、消費者金融・クレジットカード会社・携帯電話会社・債権回収会社などの債権者へ送るだけです。
10年以内に訴えられなければ、時効の援用が適用されて借金がチャラになります。
もし、訴えられている場合は判決が出てから10年経過すれば手続きできます。
ちょっと手間をかければ、合法的な手続きで、借金を消滅させることが出来ます。
しかも、費用は数千円程度で済みます。
もし、該当する可能性があるという方は是非、検討してみてください。
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