現金が足りない!!どうしよう・・・
昔はそんなとき、質屋に物を持ち込み、お金を受け取っていたものでした。
今ではクレジットカード現金化というサービスがありますが、質屋と比較するとどちらが便利なのでしょうか。
質屋の仕組み
質屋には買取、質入れの2通りがあります。
買取は、説明不要で持ち込んだ品物を質屋に買い取ってもらい現金を受け取ります。
質入れは、客から預かった品物を担保にし、お金を貸すものです。
質入れの場合は、借りたお金を返せば品物が戻ってきますが、期限を過ぎてしまうとその所有権が質屋に移ってしまいます。
これを質流れと呼びます。
流れてしまう期限は流失期限と呼びます。
流失期限は質料を支払うことで延長することができます。
質料とはキャッシングなどのいわゆる金利のようなものです。
質料は月9分(9%)以下、年利に換算すると109.5%以下となっています。
これは質屋営業法により定められています。
キャッシングの金利上限が20%なので、どれだけ質屋の質料が高いか分かるでしょう。
客が質屋に期限内に返済できなければ、品物は質屋のものになり、それを転売することで質屋は現金を回収します。客は品物は返してもらえませんが、借金の返済は必要なくなります。もちろん利息も払う必要がなくなります。
このようなしくみで質屋は営業しています。
質屋のメリット
質屋ではキャッシング申込みのような審査は必要ありません。
質入れか買取可能な品物さえ持ち込めば、例え仕事をしていない人でも利用してお金を手に入れることができます。
・クレジットカードのキャッシングもショッピングも使いはたしてしまった
・これ以上キャッシングの申込みはできない
こんな人でも質屋では物を担保にすることで、お金を借りることができます。
それに質屋には老舗も多く、昔から営業しているところなら詐欺に遭う心配もありません。
ただし借りられるお金は持ち込む品物の価値で変わってきますので、高価なものがなければまとまったお金は借りられません。
質屋の場合、手数料がかからないこともメリットの1つです。
通常の借入れでは、事務手数料、印紙代などがかかりますが、質屋では手数料は一切かかりません。預ける品物を査定して、借りられる金額を決めますが、その査定料もかかりません。
質屋で預けられるものとして代表的なものは、ブランド品のバッグや財布、貴金属、ブランドのアクセサリーなども預けることができます。
要するに換金性の高い品物が対象となります。
しかし、質屋によっては家電や楽器などを取り扱うところもあり、利用を考える質屋に問い合わせてみると良いでしょう。
質屋の利用の流れ
質屋でお金を借りる場合、来店する必要があります。
預ける品物と運転免許証などの身分証明書を持参してください。
まずは品物を査定します。それによって借りられる金額が決まりますが、交渉することで金額を上げてもらうこともできるかもしれませんから要相談です。
金額が決まれば、身分証を提示し、質屋によってはコピーを取ります。
申込みの書類に住所や名前などを記入すれば、現金でお金を受け取ることができます。
その際、同時に質札を受け取ります。質札は、質屋がお金を貸す際に、客に渡す預かり証になります。大切なものですから、しっかり保管しておきましょう。
来店から現金を受け取るまで、最短15分前後といったところでしょう。事前に連絡を入れておくとスムーズでしょう。
どういう場合の利用に向いている?
質屋での借入れは、持っている品物によって受け取れる現金が決まります。
高額の借入れにはあまり向かないでしょう。
そういったことから、急な出費やちょっと今月ピンチ!といった場合の一時的な場合に利用されることが多いです。
老若男女年齢問わず、様々な方が利用しています。
質屋は昔からあり古典的ですが、困ったときには、よく利用されてきました。
審査がなく信用情報もないから、質屋に行って、その場ですぐに現金が受け取れます。
クレジットカード現金化と質屋を金利で比較
では、質屋と最近人気のカード現金化ではどちらが良いのでしょう。
カード現金化の場合、現金化業者に支払う手数料とカード会社に支払う利息が発生します。
一括払いにすれば金利は全くかからないものの、リボ払いにすれば年利18%かかることもあります。
問題はカード現金化するときの還元率です。
現金化業者に現金化を依頼した場合、還元率によって現金を受け取ることができます。
中には98%以上ととんでもない還元率を提示する業者もいますが、現実では85%前後いけばいいほうです。
金利で比較した場合、10万円を質入れで借りて上限の月9分で計算すると、月の質料は9,000円です。
しかし、カード現金化を90%の還元率で利用すると、現金化業者には1万円の手数料を支払わなくてはいけません。
つまり、ほとんどのカード現金化では、質入れするより非常に高い手数料を支払っているということになります。
質屋を利用できるのであれば、質屋のほうがお得に現金を受け取れることになります。
質屋を利用するクレジットカード現金化
クレジットカード現金化よりもややお得なイメージがある質屋ですが、逆にクレジットカード現金化に質屋を利用する方法もあります。
それは、クレジットカードで購入した品物を、質屋で買い取ってもらう方法です。
最近では買取メインで行う質屋も多く、一見すると普通のリサイクルショップとあまり変わらないこともあります。
質屋をカード現金化で利用するときは、できるだけその質屋が得意なジャンルの品物を選んで持ち込むことです。
例えばブランドの時計類の査定に強いところもあれば、バッグ、楽器類が強いところなど様々です。
それぞれの得意分野に合わせた品物を選ぶことで、ちゃんと価値を分かってくれ適性な価格を査定してくれます。
転売目的でのクレジットカード購入は禁止されているので、バレないよう慎重に行いましょう。
質屋自身でカード現金化ができる
中には質屋でクレジットカード現金化を扱っているところもあります。店内の商品をクレジットカードで購入し、それをまた買い取ってもらうことで現金化します。
ただ、これはカード会社にバレるリスクもありますから注意が必要です。店舗で現金化ができるお店は商品買取式であることがほとんどです。商品買取式はその場でクレジットカード決済し、その商品も換金性の高いものであることがほとんどです。
カード会社から目をつけれらることも多いので、老舗の昔からあるような質屋を利用することをお勧めします。
また、こういった業者の中には、質屋を装う偽質屋も存在するので注意が必要です。
高額な手数料を取られたり、クレジットカード情報を盗んだりされてしまいますから、営業実績のある店舗を選びましょう。
結論:クレジットカード現金化に質屋は使い方次第
質屋はカード現金化さえも利用できない人にも需要があります。
さらに業者を通さずカード現金化をしたい人でも、質屋を活用することができます。
ただし、換金性のいい品物で高額買取してもらう質屋を探す必要があります。
普通の質屋だと新品の商品でも定価の半分以下の買取額になることもあり、かなり損失が大きいです。
買取が得な質屋を選ばなくてはいけません。
この見極めができない人は無理に自分で現金化をせず、業者を使ったほうが無難でしょう。
クレジットカードで今すぐにお金の工面が可能?
現金が足りないときクレジットカードでもお金の工面が可能です。
やり方は現金化業者のサービスを利用します。
現金化サービスは、仕事中で来店できなかったり、土日だけどすぐにお金が必要な時など、土日祝日・夜間でも即日振込してくれます。
店舗型業者と比べても、振り込み条件も良くて、入金も20〜30分と早いので、私もいつもこちらを使っています。 おすすめする業者を紹介しますので、こちらもご参照ください。