職業訓練受講給付金とは、求職者を支援する制度の1つです。仕事を探している人が早く仕事に就けるように支援するため、金銭的な面で支援してくれます。
具体的な支援内容は、生活費や寄宿費の支援。さらに、職業訓練受講給付金をもらっている人の独自の借入制度など。
求職者支援制度の1つである職業訓練受講給付金や借入制度の条件やメリットについて解説。注意点などのポイントにもあわせて解説を入れます。
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)の借入制度とは
求職中にも必要なもの、それは「お金」。求職中だからといって生活費がゼロはあり得ません。
仕事を探すためにも交通費や履歴書代、証明写真代などのお金が必要になります。家族がいれば、家族の生活も考えなければいけませんね。求職中でもどんどん出て行く。それが「お金」なのです。
日本では、休職中の生活に困窮しないように。さらに、早く仕事を見つけることができるように、さまざまな求職者支援制度を行っています。そのうちの1つが職業訓練受講給付金であり、職業訓練受講給付金の借入制度です。
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)とは|内容と条件
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)とは、休職中の人の生活とスキルアップを支援する制度です。
雇用保険を受給できない。雇用保険の受給が終了してしまった。こんな人を対象に、ハローワークの指定する職業訓練を受講することを条件に、職業訓練中の生活費(職業訓練受講手)や交通費、寄宿費などを状況にあわせて支給します。
基礎となる生活費(職業訓練受講手)は月額10万円。要するに「スキルアップや求職する人の生活を金銭的にサポートするよ」という求職者支援制度になります。
申し込みの方法はカンタン。申請窓口であるハローワークに申し込めばOKです。
ただし、支給を受けるためには条件があります。条件とは、ハローワークの求職に申し込んでいることや、本人収入が月8万円以下、働く意欲がある、など。細かな条件が設定されています。
サポートを望む求職者は、先にハローワークに利用の可否を確認した方が安心です。
職業訓練受講給付金の借入とは?
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)をベースにした借入制度です。
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)では、月あたり10万円の支給があります。しかし、10万円で1カ月の生活をすることは、なかなか難しいこと。
総務省統計局の「家計調査(二人以上の世帯)2019年(令和元年)5月分(2019年7月5日公表)」によると、消費支出は1世帯あたり300,901円。
控えめに見ても、明らかに足りていないと予想できます。家族数が多いと、さらに足りないことでしょう。月10万円ずつ受け取っても、困窮し、安心して求職のためのスキルアップができない可能性があるのです。
そこで登場するのが職業訓練受講給付金(求職者支援制度)をベースにした借入制度。職業訓練受講給付金(求職者支援制度)を使っている時に生活費が不足しないよう、フォローしてくれる借入制度になります。
要するに、求職者全体が使える借入ではなく、「職業訓練受講給付金(求職者支援制度)を使う人用の借入制度」です。
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)の借入|借入方法や条件
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)の借入方法は、ハローワーク→金融機関の流れで行います。
まずはハローワークで借入の条件や借入できるかなどをチェックしてもらい、その上でハローワークが指定する金融機関(労働金庫)で手続きという流れです。
借入の条件は、次の通り。
・職業訓練受講給付金(求職者支援制度)の支給決定を受けた
・ハローワークで要件確認書の交付を受けた
多くの人が疑問に思うのは要件確認書ではないでしょうか。
要件確認書はハローワークで「借入する必要がある」「返済の意思がある」「暴力団員ではない」などのチェックのもとに交付されます。チェックの上で借入の条件OKという場合に交付されるのが要件確認書です。
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)の借入のメリットとデメリット
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)のメリットは、公的な制度で安心感があるところ。借入金が一括で振り込まれるところもメリットです。年3.0%という低い借入の利率もメリットです。
デメリットは、手続きが面倒なところ。職業訓練受講給付金(求職者支援制度)をベースにしていなければならない上に、ハローワークと金融機関に足を運ばなければいけません。カードローンなどと比べると、どうしても時間と手間がかかります。
職業訓練受講給付金(求職者支援制度)の借入の注意点
借入可能額は単身世帯と家族のいる世帯で別。
単身世帯は基本が最大「5万円×受講予定訓練月数」になります。家族のいる世帯は「最大10万円×受講予定訓練月数」が基本。配偶者の有無などにより金額が変わってくるところに注意が必要です。
受講予定訓練月数は最大12カ月が基本。ただし、同一の訓練の受講予定訓練月数が12を超える場合は、再手続することもできます。長い職業訓練を受ける場合は、ハローワーク側に借入について要確認のこと。
担保人や保証人は基本的に不要です。ただし、信用保証機関を利用することが必要になります。
求職中もお金が必要!だからこそお金の調達法を知っておきたい
生活費は求職中だからといって待ってはくれません。むしろ休職中だからこそ、履歴書や証明写真といった細々として出費がかさむもの。求職中はもちろん無給なので、生活費や細々とした出費に対してどのように対処するかが大問題になります。
お金の調達法としては、職業訓練受講給付金(求職者支援制度)の借入制度などがあります。しかし、お金の調達法は他にもクレジットカード現金化などたくさんの方法があるため、いきなり1つに決めてしまうと「失敗した」と思うことも。
お金の調達法はいろいろな方法を比較し、自分にあった方法を選びましょう!
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